札幌市豊平区の月寒公園では、近年キタキツネの目撃事例が増えていると聞きます。

5月初旬の現在は、キタキツネにとって子育てシーズン真っ最中。遊歩道のすぐ近くで、親子で過ごしているキタキツネを見かけました。

場所は月寒公園内、ボート池の近くにある林の中。池と月寒神社の間にある斜面地です。

この斜面のどこかに、巣穴があるのかもしれません。

運が良ければ動き回っている子ぎつねたちの姿がすぐに見られます。

遊歩道から見られる場所なので、かわいらしい子ぎつねをカメラにおさめようと大きな望遠レンズを持った人も訪れていました。

かわいい。でもスマホや普通のカメラではなかなかうまく撮れません。（見づらい写真ばかりですみません。）

この時は母親らしき大人のキタキツネと、子ぎつねが３匹ほどいました。

まだよちよち歩きの子ぎつね。

好奇心旺盛な様子です。なかなかこっちを向いてくれません。

母ギツネが寄り添っています。

甘えている姿も見られました。

月寒公園の面積は22ヘクタールほど。広大な敷地の中には自然林も多く残されており、今回見かけた親子のほかにも、キタキツネが生息していると言われています。

もちろん野生のキタキツネですから、接し方には注意が必要です。

エキノコックスへの感染予防のため適切な距離を取り、さわらないこと。また、野生動物であるため餌付けは行わないようにすることが大切です。

かわいさゆえについ近づきたくなりますが、一定の距離を置いて見守りましょう。

なお、2022年5月5日現在、ボート池の周りではいくつかの枝垂れ桜が咲いているのが見られました。

まだ開いていないつぼみもあるので、これからしばらくお花見も楽しめそうです。