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【神戸市須磨区】須磨海水浴場に隣接する須磨海浜公園は広大な別荘地の跡地にできたものだった

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神戸の海水浴場として有名な須磨海水浴場に隣接している須磨海浜公園、海沿いにある憩いの公園として親しまれています。この須磨海浜公園の場所にもとは大きな別荘地がありました。再整備プロジェクト中の須磨海浜公園エリアを訪ねてみました。

須磨海浜公園の場所には住友別邸が建っていた

現在の須磨海浜公園の石銘板。
現在の須磨海浜公園の石銘板。

須磨海浜公園の敷地のもとをたどると、1893年(明治26年)に旧住友家が海沿いの土地、約1300坪に別荘を建てた場所です。

今も残る旧住友別邸の門柱。
今も残る旧住友別邸の門柱。

1903年(明治36年)には洋館の別邸を新築しますが、この別邸は1945年(昭和20年)の空襲により焼失してしまいます。現在でも公園の入り口に残る門柱が当時の雰囲気をかろうじて留めているように感じさせます。

別邸の写真も添えられた案内板。
別邸の写真も添えられた案内板。

門柱の近くには当時の写真も載せられた案内板が設置されています。この写真を見て門柱の場所から現在の公園の位置関係を見てみるといかに大きな洋館が建っていたのかがわかります。

多目的広場も敷地内。
多目的広場も敷地内。

戦後、この跡地は神戸市に寄贈され整備されて須磨海浜公園として現在にいたっています。以前、国民宿舎が建っていた場所も今は整備されて多目的広場として開放されています。

現在改修工事中の旧須磨海浜水族館。
現在改修工事中の旧須磨海浜水族館。

須磨海浜公園の敷地から続く場所にある「スマスイ」の愛称で愛されてきた須磨海浜水族園は、再整備プロジェクトとして現在改修中です。

改修中の水族園は、2024年6月に「神戸須磨シーワールド」としてリニューアルオープンする予定です。完成まではもう少し先ですが、どのような形で登場するのか楽しみです。

須磨海浜エリアは再整備プロジェクト中ですが、須磨海浜公園は訪れることができます。須磨海岸を訪れた際は、ここにかつては大きな洋館があったということも思い浮かべながらこの地を歩いてみるのもいいのではないでしょうか。

須磨海浜公園
神戸市須磨区須磨浦通1丁目1
須磨海浜公園駅 徒歩8分

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