小倉優子さんが女子大生になったというニュースを目にする機会が多いですが、私、安田優子も女子大生です。昨年度は高校の商業免許を取得するための勉強をしていましたが、無事、単位を取得して申請中です。この4月からは、学芸員の資格をとるための勉強を始めています。そもそも図書館めぐりと博物館めぐりは大好きなので、学芸員の勉強することで、さらに楽しく見れるようになればいいなぁと頑張る予定です。

ということで、今回は、札幌市埋蔵文化財センターに行ってきました。札幌市埋蔵文化財センターって、どこにあるかご存知ですか？

札幌市中央図書館のところにあるといったらピンとくる方が多いかも。住所は、札幌市中央区南22条西13丁目です。

正面玄関から入ると、右側が図書館、正面は、カフェがあります。埋蔵文化財センターは左側にあります。

壁のオブジェが目を引きすぎて、埋蔵文化財センターの存在が気にしないとわからないかもしれないくらいの素晴らしいものです。

実は、私、中央図書館には、オープン当初から行ってますが、埋蔵文化財センターの存在を認識したのは、数年前です。10年以上は気付いてませんでした。ですが、素敵な施設なので知ってもらいたいなぁと思って、ブログ記事にすることにした次第です。

札幌市埋蔵財文化センターは、札幌市内の遺跡からで出土した物（土の中に埋もれていたから埋蔵文化財といいます）が展示されてます。

展示室は入場無料で、入ってすぐ左側にご自由にどうぞという状態で、埋蔵文化財センターのパンフレットと展示解説のプリントが置かれています。このパンフレットを見ながら展示を見ようと書かれている通り、見ながらのほうがわかります。奥の管理室には人がいますが、展示室内は人がいないのと、見学者は私ひとり。前回見に行ったときも私ひとり。タイミングかもしりませんが、のんびりと見学ができます。（図書館のほうは、人が多いです）

札幌から土器が発掘されるというイメージがありますか？１万数千年以上も前の旧石器時代の石器や縄文時代の土器も札幌から出土していて、それが展示されているということに、まずビックリします。札幌の遺跡が500か所以上あるということにも驚きです。ただ、遺跡はそのまま残しているところがほとんどなくて、別な建物を建てる際に発掘調査をしているようです。

資料によると、考古学における北海道の時代区分は、弥生時代から飛鳥時代は続縄文文化、奈良時代から平安、鎌倉時代の途中までは擦文時代、鎌倉時代の途中から室町、安土・桃山、江戸時代まではアイヌ文化期。旧石器、縄文までは同じで、それ以降の文化が違うようです。それぞれの時代ごとに展示されています。

札幌市埋蔵文化財センターで特に目玉となっているのが、入口に入ってすぐのところにある土偶。

教科書でよく見る土偶と違って、この土偶は、目がキリッとしている土偶。どなたが名付けたのかわからないのですが、イケメン土偶と言われているようです。パンフレットでも表紙に起用されています。

このイケメン土偶は、札幌市西区二十四軒４条１丁目（現在の北海道職業能力開発促進センター「ポリテクセンター北海道」）のところから発見されたそうです。ここは、N30遺跡と言われていて、ここから発掘された土器、石器、石製品、土製品など1400点以上のものが札幌市の有形文化財として指定されているようなんです。2000年以上も前にイケメン土偶が作られているんですね。写真だと大きさがわかりにくいかと思いますが、私は、思っていたよりもデカイと思いました。

図書館に用事があるときには、ちらっと会いに行ってます。

地下一階には、食堂もあります。この食堂は大人気でして、座るところがない時は諦めてますが、今回は1席だけ空いていたのでセーフでした。価格改定があったようですが、かなりリーズナブルです。

今回は、野菜ラーメン（みそ）500円を食べました。

札幌市埋蔵文化財センターは、札幌市中央図書館が併設になっているので、入りやすいですし、リーズナブルな食堂もあるし、カフェもありますから、かなりオススメスポットです。行った事がない方は、是非、イケメン土偶に会いに行ってみてくださいね。