【上田市】ベテランもハマる!信州の妙義「独鈷山」急登続きの山頂最短ルート
今回は、山の大先輩に「すごく面白い」と教えてもらったスポットをご紹介します。
塩田平から見上げるギザギザとした山容が目を引く独鈷山(とっこさん)。
信州百名山、信州の妙義とも呼ばれ、標高1266メートルと低山ながら、登りごたえがあり、登山の醍醐味を存分に味わえる山です。
・雨乞いの山
塩田平を潤す水源を持つことから、雨乞いの山として知られており、独鈷山に雲や霧がかかると雨が降るとも言われています。
地質は内村層と呼ばれる海底火山の噴出物などからなる堅い岩質。険しい山容が特徴的で、その昔は僧侶が修行する霊場でもありました。
・一般登山コース
一般的な登山コースは主に3つあり、それぞれ山頂までは1時間半から2時間半程度。
1:十二支の像をたどる宮沢コース
2:変化に富んだ西前山(不動滝)コース
3:コケの森も楽しめる沢山湖コース
山頂からは、太郎山、虚空蔵山、八ヶ岳連峰、北アルプスなどの絶景。それに塩田平から上田のまちを一望できるのも魅力です。
・暑い・・からこその醍醐味
まだ暑さが残るこの時期、低山ハイクは快適とは言えません。
それでも、登りきった後の爽快感と秋の涼風は格別!たっぷり汗をかけるのも暑い時期だからこその醍醐味です。
・山頂への最短ルート〜宮沢コース〜
今回紹介するのは、干支の像をたどって歩く宮沢コース。山頂への距離は約1.7kmと最短ですが、その分、傾斜がきつい急登となります。
足場の悪い箇所もあるので十分に注意してください。
・登山口へのアクセス
R254を松本方面へ進み、鹿教湯温泉手前の宮沢地区に入ります。細い車道を道なりに上り、ひまわり畑や桜並木を通り過ぎると駐車スペースが見えてきます。
・歩き出しは沢沿い
駐車スペース奥の獣避けゲートをくぐり登山道へ入ります。
しばらくは水の音が心地よい沢沿いを進みます。
やがて道は沢から離れ、傾斜が徐々にキツくなっていきます。
・そして急登・・
特に難所とされるのは酉の像から。
道はさらに細く、急な斜面を九十九折に登っていきます。
登り詰めた山頂では亥の像と塩田平の展望が待っています!
下山は距離はのびますが、比較的なだらかな沢山湖コースという選択もあります。
念入りな計画で安全に楽しんでくださいね。
ーーいかがでしたか
登山の魅力がぎゅぎゅっと詰まったショートコース。
何十回とこの山を登っている大先輩は何度歩いても飽きることがないと言います。
お手軽とは言えませんが、周辺には秘湯、塩田平の寺社など、見どころがいっぱい。山麓のひまわり畑はこれからが見頃だそうです。
アクセス
独鈷山 宮沢登山口
住所:長野県上田市平井
独鈷山麓ひまわり畑近く
緯度経度:36.305678 138.191075
(車)上信越自動車道 東部湯の丸ICから約20km
ー取材にご協力いただきました
丸子産業観光課様