オープンから20年 記念ライヴにZepp Tokyo “LOVE”の3アーティストが登場
20年間の単独公演回数TOP3は、HYDE98回、aiko46回、DIR EN GREY35回
ライヴハウスZepp Tokyoが20周年を迎え、それを記念したライヴ『Zepp Tokyo 20th Anniversary~Special Live Act 5days~』を開催する。同会場での単独公演回数TOP3である、HYDE、aiko、DIR EN GREYが、ライヴを行うことが発表された。
1999年3月にオープンしたZepp Tokyoの20周年を記念した、通常のライヴではないZepp Tokyoのためのライヴ――いつも同会場でファン熱狂させ、ファンと共に多くの思い出を作ってきた3アーティストの競演だ。まず、98回という圧倒的な公演回数を誇るHYDEは、3月23、24日の両日『Zepp Tokyo 20th Anniversary HYDE LIVE 2019 』と題してパフォーマンスを見せてくれるが、24日の公演が記念すべき100公演目になるという、まさに記念すべき一夜になりそうだ。
HYDEに続く、46回という公演回数を誇るのがaikoだ。3月21日、22日に『Zepp Tokyo 20th Anniversary aikoの時。おめでとゼッペちゃん!!』を行う。昨年7月、デビュー20周年を迎えたaikoは「東京に上京して一番通っている場所がZepp Tokyo。こんな幸せなことはない。これからもZepp Tokyoでのライヴ回数を更新していきたい」と、Zepp Tokyo“LOVE”の、お祝いのメッセージを寄せている。
公演回数が35回のDIR EN GREYは、3月20日に『Zepp Tokyo 20th Anniversary TOUR19 The Insulated World』を行う。「DIR EN GREYは、2000年12月に初めてZepp TokyoでLIVEを行いました。今年、バンドもデビュー20周年。何かの縁を感じます」と語っている。
Zeppブランドは、1998年4月にZepp 第1号館 Zepp Sapporoのオープンからスタートし、同年11月にはZepp Osakaがオープン。そして1999年3月に、Zepp Tokyoが開業。ちなみにこけら落とし公演はTRICERATOPSだった。Zeppは、同じ機材、同じセットで全国でライヴを行えるのが特徴で、ステージの幅も統一していることから、国内7か所のZeppを周る、Zeppツアーを行うアーティストも多い。既に開業したシンガポールを始め、アジア諸国での展開も開始しており、アジアを含めたツアーも行うことも可能だ。
「Zeppは境界線でもあるし到達点でもあるし、俺達バンドマンにとっては、ただのライブハウスじゃない」(back number清水依与吏)
Zepp Tokyo20周年特設サイトには多くのアーティストから、お祝いメッセージを寄せられているが、その中で、back numberの清水依与吏は「Zeppは境界線でもあるし到達点でもあるし、俺達バンドマンにとっては、ただのライブハウスじゃないです。これからも名前を聞くだけで身体が少し熱くなっちゃうような場所でいて下さい」と語り、アーティストにとって日本武道館や東京ドームでライヴを行うことが目標になっているのと同様、今は、まずZeppを満杯にすることを目標に、活動しているアーティストも多い。また「オーディエンスとの緊密な距離感を堪能させてもらっています。これからも演者として、観客としてZeppに行くのを楽しみにしております」(B’z 松本孝弘 稲葉浩志)と、普段、スタジアムやドーム、アリーナ公演が多いアーティストも、より近くでファンの熱狂を感じたい時、ファンとの距離を確かめたい時にZeppでライヴを行うことが多い。
Zepp Tokyo20周年の特別企画として、実写映画化された『日々ロック』の原作者・榎屋克優の最新作、ライヴ体感漫画『高梨さんはライブに夢中』(講談社・Dモーニング連載中)と、ZeppTokyo20がコラボレーション。“高梨さん”がZepp Tokyoの魅力、秘密を潜入取材し、2月12日から2か月間、描きおろし漫画を毎週更新していく。
盛り上がりを見せるライヴマーケットだが、会場不足問題はアーティストを悩ませている。そんな中で2020年にはZepp最大規模3,000人収容の『Zepp Haneda(TOKYO)」(仮称)、約2,000人規模の『KT Zepp Yokohama』(仮称)を開業予定という、明るいニュースも発表された。インバウンドの取り込みも期待できる。さらにアジアでもマレーシアに Zepp Kuala Lumpur、台湾に Zepp New Taipei をオープン予定と、Zeppブランドは、攻勢の手を緩めない。