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【倉敷市】12/29~1/3開催!幻想的な世界に没入できる年末年始のあかりイベント

倉敷そだち地域情報発信クリエイター(倉敷市)

年末年始の12月29日から翌年1月3日に阿智神社であかりのイベントが開催されています。「希莉光あかりで紡ぐ ~ゆく年、くる年~」。やさしい和のあかりが創り出す、幻想的な世界に包まれる体験ができますよ。

会場は阿智神社

イベントの会場は阿智神社の社殿です。本殿を正面にし、左手奥にある建物を目指しましょう。

入場は1,000円またはお正月特別バージョンの特別希莉光御朱印です。

阿智神社の社殿
阿智神社の社殿

筆者が訪れたのは日が暮れた時間帯でしたが、日中でも鑑賞ができるそう。

外の展示だと天候や時間帯に左右されますが、建物内を遮光することで鑑賞時間が長くなりました

民話を題材にしたあかり

展示されている希莉光(きりこ)あかりは、お盆の時期に飾られる切子灯篭を進化させたもの。倉敷光作所の須山寛子さんが手掛けています。

今回のイベントではおとぎ話「見るなの花座敷 ~ウグイス長者~」を題材として制作されました。

ストーリーはある男性が山で迷ったところから始まります。

山で美しい女性に会った男性は、彼女と一緒に暮らすことになります。

ある時、男性は女性から四つある蔵の四つ目を開けてはいけないと告げられます。

ひとつ目を開けると夏、ふたつ目は秋、三つ目は冬の世界が広がっていました。

右手前の希莉光あかりは冬を表現
右手前の希莉光あかりは冬を表現

おとぎ話のあるあるですが、開けてはいけないと言われたにも関わらず、男性は四つ目を開けてしまいます。

するとそこには春の世界がありましたが、途端に女性はウグイスとなって去ってしまったのです。

上の写真を見て何か感じたでしょうか?春だけ違和感がありませんか?

夏・秋・冬は希莉光あかりで色彩豊かに四季を表現していましたが、春だけモノクロで描かれていました。悲しい結末を色でも表現しているようです。

さらに細かい表現もしていて、よく見ると並べられたふたつの希莉光あかりは、片方が女性の影があり、もう一方はありません。ウグイスになって消えてしまったことを影でも表現しているのです。

ただ鑑賞するだけでも癒されますが、ストーリーを知るとより作品の世界へ没入できました

美しいあかりに癒されて

これまで何度も希莉光あかり希莉光あかりを鑑賞してきましたが、一連のストーリーにのっとって展示されているのは初めてでした。ひとつひとつが精巧に作られていて美しい。制作に約4カ月もかかったそうです。

会場では制作のようすの映像が流れていました
会場では制作のようすの映像が流れていました

会場にはお正月用の希莉光あかりも。2024年中は龍を描いたものが観られ、年が明けると蛇の柄が正面に現れるそうです。

年末年始は阿智神社へ幻想的な世界に包まれる体験をしに行きませんか?

<詳細情報>

希莉光あかりで紡ぐ ~ゆく年、くる年~

開催場所:阿智神社(岡山県倉敷市本町12-1

開催期間:2024年12月29日(日)~2025年1月3日(金)

開催日時:9:00~19:00

料金:1,000円または特別希莉光御朱印

駐車場 :なし

公式HP

地域情報発信クリエイター(倉敷市)

地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ」ライター。 倉敷市在住、生粋の倉敷人です。メジャーからマイナーな情報まで、倉敷市の魅力をしっかりお伝えします。趣味は食べ歩きと旅行。大好きな愛犬と倉敷をめぐることも。

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