【厚木市】ローズガーデンが最盛期!お米とステーキとオルゴール「栗の里」広〜いテラス席はペットOK!
こんにちは、そのです。いや〜今年もすっかり癒されてイイ気分になってきました。
山際のレストラン「栗の里」といえば、ステーキとハンバーグ、安全でおいしい自家製米のおかわり自由なご飯とアンティークなオルゴール。もうひとつ、忘れてならないのはローズガーデン!
毎年この時期は、100種類以上700株のバラの最盛期で、色とりどりの美しいバラを見ることができます。
なんと!きっかけは幽霊病院
1997年に廃業して以来、廃墟と化したままになっていて地元住民からは「幽霊病院」と呼ばれていた山際交差点付近にあった厚木恵心病院。今では取り壊されてますが、15年前に跡を継いだ3代目オーナーの笹生さんが、当時窓から見える幽霊病院をなんとか隠せないかと考えた末、閃いたのが花で隠すこと!
すっかりお馴染みになった「栗の里」の美しいローズガーデンができるまでに他にも理由があったようですが、あの幽霊病院も一翼を担っていたなんて、なんだかおもしろいですね。
ウッドテラス席
こちらの屋根付きウッドテラス席は、全長20mのカウンター席とテーブル席が50席あり、目の前の色とりどりのバラを眺めながら食事を楽しめます。
1グループあたり小型犬2匹までのペットちゃんの同伴もOK です。
全国花のまちづくりコンクール2期連続入賞、第6回かながわ観光大賞優秀賞、日本一長いつるバラのカーテン認定など、数々の評価を受けているローズガーデン。
有料席
バラに囲まれたローズガーデン席が6テーブルあります。(一人席料550円・予約不可)
バラのドームの中での食事ができるようです。
落ちついた雰囲気のシックな店内
テーブルも広めでゆったり感があります。
窓の外のきれいなバラを見ながら食事ができます。15年前の窓の向こうは「幽霊病院」だったんですね〜。
メニュー
「米沢牛100%ハンバーグおろしポン酢添え(ライス付き)¥1,800」をいただきました。柔らかくてギュッと味が凝縮されたジュージーなハンバーグです。
同じものでコースにするとサラダ・季節のポタージュ・ドリンクがついて¥2,500です。
こちらは「サーロインステーキとハンバーグ(ライス付)¥2,500」です。 コースだと¥3,200。ライスなしは100円引きです。
もともと50年前、栗畑を切り開いてバーベキュー屋さんとして始まった「栗の里」。昔ながらの洋食のスタイルをあまり変えたくないという思いと、食材へのこだわりから、オーナー自ら各地のお肉を食べ比べて最終的に辿り着いたのが米沢牛だったという。山形のきれいな水と空気、人の愛情が育んだ安定したお肉の味らしいです。
今では米沢市の観光大使・山形県の観光大使という肩書きもお持ちということです
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世界中の珍しいオルゴール
店内にはたくさんのアンティークなオルゴールが展示されていて、ディナータイムは時々オーナーがオルゴールの音色を聴かせてくれたりもします。
ビクターのロゴでお馴染みのワンちゃん、ニッパーのこの表情は亡き主人の声が蓄音機から聞こえてきた時のものだそうです。
100年以上前のオルゴールも!
こちらは世界に5台、日本ではココだけという希少な130年前のオルゴール。
動画があげれないのが残念ですが、右側の音楽隊が演奏しているテイで、オルゴールらしからぬいろんな楽器の音色で楽しげで軽快なメロディが流れます。それに合わせて真ん中の人々が踊り、左側の子供二人がシーソーをギッコンバッタンしてるという人形劇形式のオルゴールです。
お米
そして栗の里もう一つの目玉がお米です。
もともと9代続く米農家で、「栗の里」自慢のお米は中津川の清流と減農薬・燻蒸処理(お米を殺虫剤で蒸す)をしない製法で育てたお米ということです。米農家直営のレストランだからこその安全でおいしいお米がおかわり自由!
モチモチとしていて少し甘みのある、ついおかわりしたくなるおいしいお米です。
独自製法の「みがき玄米」は厚木市の食ブランド OECフードに認定されています。
米粉の絶品バウムクーヘン
そして、そのお米から作る米粉100%のバウムクーヘンがこれまた病みつきの美味しさなんです!
写真からでもしっとり感が伝わるのではないでしょうか。本当にしっとりしていて、バウムクーヘンはパサパサしててあんまり・・・という方には、いや、そういう方にこそ食べてみてほしい一品!
こちらはハードタイプ(まだ未発売)。生地がしっかりしていて濃厚。どちらかというとねっとりとした食感。
手でちぎって食べるのがいいそうです。これもおいしい!早く発売してほしい!
この美味しさのヒミツは、ザ・ペニンシュラ東京で料理長を務めたこともあるパティシエの弟さんが、敷地内の工場で製粉してバウムクーヘンを焼いているからなのです。
つまり、米作りからバウムクーヘンまで自社完結しているのです。インハウスならではの美味しさだったんですね!
バウムクーヘンは1個¥1,380。箱なしだと少し安くなります。
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「幽霊病院」からの逆転の発想で、見事なローズガーデンを創り上げた3代目オーナーの笹生 新(さそう しん)さん。薔薇に対する熱い思いを語ってくれました。
15年前、バラ作りの名人に師事し、横浜まで通うこと3年。そうして身につけたバラの栽培方法は「考え方」だという。「花を咲かせよう」と思えば思うとほど失敗すると土作りの大切さとバラの表情を見て状態に応じたケアをすることなど、私の頭の中でいつしかスガシカオのProgressが流れるほど熱く語ってくれました。
今では、つるバラ専門ガーデナーとして、出張ガーデンサービスなどもしているそうです。
バラ以外に目を引くのが存在感のあるまん丸いアリウム。
「僕の息子はこうやってマイクにするんですよ」と楽しそうな笹生さん。
仕事は妥協しないけど、お茶目で楽しいオーナーさんです。
ライトアップ
ランチタイムに行ったのに、すっかり長居をしてしまって、気がつくとローズガーデンがライトアップされていました。
ローズガーデンの一番の見頃は今ですが、4月から12月まで楽しむことができるそうです。
バラとお肉とお米とオルゴール。一粒で4度おいしい「栗の里」をぜひ堪能してみてはいかがですか。