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浦和レッズがリーグ最終戦で名古屋とスコアレスドローで6位フィニッシュ

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第38節。20チームで争ったJリーグもシーズン最終戦。浦和レッズは、アウェイの豊田スタジアムに乗り込んでの名古屋グランパス戦に挑んだ。

試合は、堅守の名古屋に対して、浦和が攻略の意図を見出そうとするが、前半はお互い見合った展開となり、スコアレスで折り返した。

後半、浦和は「試合前からのプラン通りだった」と、怪我明けのFWキャスパー・ユンカー、DF明本考浩に替えて、FW江坂任、今季での退団が決まっているDF宇賀神友弥を投入した。試合は、後半もお互い潰しあいで、シュートチャンスがなかなか作れない展開が続く。65分、ロングボールを裏で受けた関根貴大がシュートを放つも、ボールは枠外へ。70分には、コーナーキックからDF酒井宏樹がヘディングシュートを決めて、浦和レッズが先制かと思われたが、VARが入り、ノーゴール判定となる。「これまで彼らがやってきてくれたこと、貢献してくれた選手に対してピッチ3人が一緒に戦う姿を見てもらいたかったです(リカルド監督)」と、80分には、今季限りでの引退のMF阿部勇樹、退団が決まっている、DF槙野智章が投入される。しかし、お互いに得点を決めることは出来ず、0-0のスコアレスドローで試合は終わった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「試合自体は支配しながら進めることができていたと思っています。相手に対して危険なプレーも出来ていました。名古屋はディフェンスが固く、時にはディフェンスが下がったり、ディフェンスラインを構えてくるチームに対して、リーグ戦でも失点が少ないクラブですので、簡単ではなかったと思います。試合全体の選手達のパフォーマンス、戦っている姿勢ははすごく良かったと思います。唯一なかったのはゴールだったかと思います」と試合を振り返った。

FWキャスパー・ユンカー選手は「最後の所でのパスが良くなかったりして、チャンスをゴールに繋げることができませんでした。ただ、プレーをしてみて痛みの部分は軽減が出来ていたのは良かった部分だと思います。ゴールは来週にとっておいたということになります」と、来週の天皇杯準決勝に向けて意気込んだ。

浦和レッズの2021シーズンは18勝9分11敗得失点差+7の勝ち点63で、6位フィニッシュとなった。リーグ戦では目標とするアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得圏内に入ることができなかった。残すはベスト4進出を決めている、天皇杯となった。浦和レッズはACL出場権をかけて、天皇杯に挑むことになる

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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