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第47期囲碁名人戦第1局井山裕太名人対芝野虎丸九段舞台裏と雑感

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
名人戦第1局。左が井山裕太名人、右が芝野虎丸九段。=2022年8月、筆者撮影

第47期囲碁名人戦第1局が8月24、25日にわたって打たれ、井山裕太名人が芝野虎丸九段に勝利しました。記者室、検討室で見聞きしたことから両対局者の様子、趙治勲名誉名人や藤沢里菜女流本因坊の働きぶりをみての雑感です。

今年もコロナ禍のなかでの開催になりました。

昨年との違いをいくつか挙げてみます。

まず、有観客の大盤解説会が行われました。定員の半分にも満たないお客さんでしたが、開催されたことで一歩(従来の姿に)戻ったといえるでしょう。

対局中も変化があり、対局者がその場でおやつを食べられるようになりました。

対局中におやつを食べる芝野虎丸九段(右)。盤上を見ながら考えながら食べられるようになりました。検討室のモニターを通して。=2022年8月、椿山荘、筆者撮影。
対局中におやつを食べる芝野虎丸九段(右)。盤上を見ながら考えながら食べられるようになりました。検討室のモニターを通して。=2022年8月、椿山荘、筆者撮影。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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