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【京都市】東山区 後白河上皇が院御所法住寺殿内に創建した蓮華王院『三十三間堂』にある「法然塔」とは。

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

「三十三間堂」の本堂には、1001体の仏像があることで知られています。

中央に千手観音座像、その左右に千体千手観音立像が500体ずつ、そしてその前には風神、雷神と二十八部衆の像が整然と並んでいます。

千体千手観音立像は、一体が11の顔と40手を持っていて、その姿は圧巻です。

日本映画やドラマ、時代劇などで「高津商会」の小道具たちとともに撮影が頻繁に行われる場所でもあります。

「三十三間堂」は、京都市東山区三十三間堂廻町にある天台宗の寺院です。

正式名称は蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)。

その庭にある「法然塔」。

「三十三間堂」にある「法然塔」は「法然上人行状絵図(ほうねんしょうにんぎょうじょうえず)(国宝)」に記される法然上人の霊場の一つです。

元久元年(1204)土御門天皇が「三十三間堂」で後白河法皇の十三回忌を行った際、請いを受けた法然上人が「六時礼讃」という法要を行ったことを記念するもの。

南無阿弥陀仏」と書写して参集した人々に分け与えたという。

『山州名跡志』は「夜泣泉」を「乙おとの水みず」と呼び、「古へこの傍らに法然上人六字自筆の石塔婆あり。今在る所の者は後世に立る所也」とあるそうです。

法然上人とは、平安末期から鎌倉初期の僧で、「浄土宗の開祖」です。

「三十三間堂」のお庭も綺麗ですので、探してみてください♪

三十三間堂(蓮華王院本堂)
〒605-0941  京都府京都市東山区三十三間堂廻町657

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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