北千住駅から少し離れた場所にある「おおもん商店街」。最近ではテレビで取り上げられることも多い商店街ですが、知らないと通りすぎてしまいそうなほどひっそりと営業するラーメン店を見つけました。

お店の名前は、「中華蕎麦 かし和や」です。

城壁のような外観がシンプルでかっこよく、ぱっと見ただけだとラーメン屋さんとはわかりづらいですが、店先に立つ看板にラーメンの写真とそのこだわりが掲載されていました。

地鶏からとった無添加スープにこだわりがあるお店です。

店内に入り、券売機の前で何にしようか迷っていたら、お店の方が違いを丁寧に説明してくださいました。

ラーメンは、主に「かし和や蕎麦」・「かしわや蕎麦」・「特製和え蕎麦」・「雲呑蕎麦」の4種類あり、「かし和や蕎麦」と「かしわや蕎麦」は、「焼豚、鶏焼、雲呑2枚、煮卵」がついた「特製」メニューにすることも可能です。

「かし和や蕎麦」（「わ」が漢字）と「かしわや蕎麦」（「わ」がひらがな）の違いは、スープ。ひらがなの「わ」の方は、地鶏からとったスープをそのままで、漢字の「わ」の方は、ベースのスープに魚介などの和のテイストを加えたスープだそうで、二つ比べると全く違う味のようです。

やはり初めてなのでシンプルな「かしわや蕎麦」を注文し、席で待つことにしました。

ちなみに、食券はプラスチックなのでご注意！　（紙の券が出てくるのを待ってしまいました）

店内はカウンターのみですが、隣同士は比較的スペースに余裕があり、全部で１０席ほどありました。

そしてお水は、冷蔵ケースに入った500mlのペットボトル1本をセルフサービスでいただく形式でした。お客さんとしては、衛生的にもありがたいですね。

注文した「かしわや蕎麦」が運ばれてくると、スープがふわっと香ります。

まずはスープをすすると鶏だしの香りが鼻から抜けて、味にも雑味がなく透き通ったとってもおいしいスープです！　スープだけでも丁寧な仕事が感じられます。

具材は、豚チャーシューが3枚に、海苔、メンマ、千住葱といった至ってシンプルな構成ですが、これが中細ストレート麺とスープを邪魔せずバランスの良い仕上がりでした。

スープには旨味が効いた鶏油が浮いており、それがスープの温度を保っていて、食べ進めても冷めづらく、最後の一口までとてもおいしくいただきました。

お店は2021年11月にオープンしたばかりのようで、ひっそりとした佇まいに駅からの距離を考慮すると、まだお店を知らない方も多いはず。これからどんどん有名になり、名店になる予感がします。

「中華蕎麦 かし和や」、気になった方はぜひ行ってみてくださいね。

【店舗情報】
中華蕎麦 かし和や
住所：〒120-0032 東京都足立区千住柳町１４−１１
営業時間：11：30〜15：00
（水曜日のみ二部制　11:30〜15:00／18:00〜20:00）
定休日：土・日・祝日