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【南アルプス市】カップから溢れるのは深い香りと味わい、そして愛情かもしれません

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市など)

以前にご紹介しました、南アルプス市上今諏訪のカフェ「Roasteria Orchard ローステリア オーチャード」さん。二度目の訪問叶わず昨年閉店されてしまいました。ところが、SNSで得た情報によると跡地を活用して新たにカフェができるとのこと。先月にオープンされたようなので早速お邪魔してみました。

その名は「HANZO COFFEE LABORATORY 半蔵珈琲」

基本的にコンテナを活用した店舗に変わりありませんが、少し工夫がされているようです。前店舗が閉店するにあたり、現オーナーの内藤さんが独立する形でお店を引き継いだとのこと。

写真の方はオーナーの内藤可菜さん。
写真の方はオーナーの内藤可菜さん。

店内も基本的に前店舗の内装を踏襲しつつ、以前よりもポップな印象が強くなっていました。

カウンター席もありました。

イートインスペースも以前に比べるとポップな印象ですが、嫌味がなくて不思議と落ち着ける空間でした。

モーニングコーヒー(¥350税込)
モーニングコーヒー(¥350税込)

今回いただいたコーヒー。中煎りで後味すっきりとしながらもコクは印象に残る。朝に飲むのにちょうど良い感じでした。ワインと同じ理由なのか、口の少し絞られたガラスのカップは、香りを楽しむのにとても良い構造。

コーヒー豆の来歴を読みながら、ボーッと過ごすのも贅沢な時間の使い方ですね。

HANZO COFFEEはオーナーの愛犬半蔵君から名を取ったとのこと。店内には半蔵君の写真も多く飾られていて、犬好きにも評判良さそう。ちなみに、外のテラス席は犬の同伴可だそうです。愛犬家の方にもオススメ。ただ、必ずしも犬好きなお客さんばかりではないで、マナーは守って利用する必要はあると思います。

カップに香りがしっかり残っていたので、飲み切ったあとも十分に香りを堪能できました
カップに香りがしっかり残っていたので、飲み切ったあとも十分に香りを堪能できました

「Roasteria Orchard ローステリア オーチャード」さんは、二度目の訪問が叶わなかったお店でしたが「HANZO COFFEE」になって前店舗の良いところをそのまま引き継がれた感じでとても安心しました。コーヒー豆に対する拘りは、豆の生産者まで遡ります。豆の来歴を読んでいると、現地で生産されている様子、長い距離を旅して日本に到着して、HANZO COFFEEで一杯のコーヒーとなってお客さんの口に入る。そんな妄想が膨らんできます。SNSでのオーナーの挨拶や投稿を見ても、コーヒーへの強い拘りと想い、愛情が提供される一杯に込められているように感じられました。忙しい時間に待ってでもテイクアウトする価値もありますが、筆者としては是非とも時間に余裕があるときに店内でゆっくり味わって飲んでいただきたいと思います。

【HANZO COFFEE LABORATORY 半蔵珈琲】
場所:山梨県南アルプス市上今諏訪490-1
電話:055-284-2070
営業時間:平日:8:00-18:00
     土日祝:9:00-18:00
     定休日:月曜日(祝日営業、翌火曜日休業)、第2第4火曜日
     臨時休業あり
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地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市など)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市を中心に、北杜市、韮崎市、西八代郡(市川三郷町)、南巨摩郡(富士川町、早川町、身延町、南部町)を担当しています。地元の皆さんが「出かけたい」「誇りに思う」と言えるような、また他の地域の人からも注目してもらえる記事をお届けできるように頑張ります。

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