【富士宮市】稲子に七滝がある?!『天子の七滝』を見るべく、天子ヶ岳登山道入口まで散策した結果…
『稲子に七つの滝があるから行ってみて』と昨年クリエーターを始めたばかりの頃言われていたのですが、山奥だし、長時間歩くのは苦手だし、山道は怖いし…といろんな理由をかこつけて今まで未開の地にしていた稲子にある『天子の七滝』。
今回は一緒に行ってくれる強い味方をGETしたため、重い腰を上げて行ってきました。
『天子の七滝』は、静岡県のみずべ100選のひとつです。
稲子の道をひたすら北に進んだ稲子川の起点より続く入山線という林道にそって流れる源流に点在しています。
宮バスのバス終点駅(バス停)の右側にある通っていいか迷うような細い頼りない橋を通ると左側に『天子の七滝遊歩道駐車場』の看板がありました。
看板に従って駐車場に車を停めます。駐車場の脇には御神木と言ってもおかしくはないような立派な木がそびえています。
木々に隠れながら遊歩道の看板がありましたので、矢印の方向へ進みます。
まだまだ0.5分咲きほどでしたが、右側には梅畑がありました。
台風の影響で廃道のようになっていると聞いていましたが、アスファルトで舗装されていて、酷道と言うほどでもない道です。
駐車場にあった地図だと、近そうに見えましたが、意外と歩きます。
そして、川を挟んで対岸に遊歩道の跡を見つけました。
両側はがけ崩れの影響か道すらもなくなっています。
一部だけ取り残された道と手すりは、自然災害の恐ろしさを物語っているかのようです。
ここを通り越すとやっと1つ目の滝、『清涼の滝』の姿を見ることができました。木々に視界を邪魔されて綺麗に見えませんが、山の岩肌にぶつかって弾け飛ぶ小さいながらに迫力のある滝がありました。
そして、さらに進むと1本の白糸のように見える『観音の滝』がありました。『観音の滝』の奥に『不動の滝』があるようですが、道路側からは見ることができません。
『丸渕の滝』は稲子川の本流ありました。落差はさほどありませんが水量があるので、他の滝と比べて迫力がありました。
この先にはテーブルとベンチ休憩できるあずまやがありました。
川に鉄製の橋が架かっていて山道を歩く遊歩道に入れるはずでしたが、平成23年の台風被害で木々が倒れ、土砂が積もり廃道のようになっていて進むことはできませんでしたので、また元の道に戻りました。
『瀬戸の滝』は、稲子川側ではなく道路側の岩肌から流れ出ていました。今回見た滝の中では近くで見られた分一番滝らしい滝と感じました。
『しずくの滝』も同じく道路側の岩肌から流れ出ていました。5mほどある露出した岩肌から流れ落ちる滴のような細い滝です。
そして最後に『魚止の滝』を目指して進みます。『天子ヶ岳登山道入口』の橋を渡り少し先まで行きましたが、その先は本格的な登山スタイルでなければ進めないような道になってしまいましたので、無念ですが引き返してきました。
『天子の七滝』今回は『清涼の滝』、『観音の滝』、『丸渕の滝』、『瀬戸の滝』、『しずくの滝』の五滝しか見ることができませんでしたが、稲子川の清流と大自然を目の当たりに感じることができました。
天子の七滝:富士宮市上稲子(県道398号線の終点を右に入る)