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【富士宮市】稲子に七滝がある?!『天子の七滝』を見るべく、天子ヶ岳登山道入口まで散策した結果…

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

『稲子に七つの滝があるから行ってみて』と昨年クリエーターを始めたばかりの頃言われていたのですが、山奥だし、長時間歩くのは苦手だし、山道は怖いし…といろんな理由をかこつけて今まで未開の地にしていた稲子にある『天子の七滝』

今回は一緒に行ってくれる強い味方をGETしたため、重い腰を上げて行ってきました。

『天子の七滝』は、静岡県のみずべ100選のひとつです。
稲子の道をひたすら北に進んだ稲子川の起点より続く入山線という林道にそって流れる源流に点在しています。

天子の七滝遊歩道駐車場にある案内看板
天子の七滝遊歩道駐車場にある案内看板

宮バスのバス終点駅(バス停)の右側にある通っていいか迷うような細い頼りない橋を通ると左側に『天子の七滝遊歩道駐車場』の看板がありました。

駐車場入り口にあった御神木とも呼べそうな古木
駐車場入り口にあった御神木とも呼べそうな古木

看板に従って駐車場に車を停めます。駐車場の脇には御神木と言ってもおかしくはないような立派な木がそびえています。
木々に隠れながら遊歩道の看板がありましたので、矢印の方向へ進みます。

稲子は梅の里としても知られています
稲子は梅の里としても知られています

まだまだ0.5分咲きほどでしたが、右側には梅畑がありました。

枯葉や小さな落石がありますが、車で走れそうな道です
枯葉や小さな落石がありますが、車で走れそうな道です

台風の影響で廃道のようになっていると聞いていましたが、アスファルトで舗装されていて、酷道と言うほどでもない道です。
駐車場にあった地図だと、近そうに見えましたが、意外と歩きます。

遊歩道跡
遊歩道跡

そして、川を挟んで対岸に遊歩道の跡を見つけました。
両側はがけ崩れの影響か道すらもなくなっています。
一部だけ取り残された道と手すりは、自然災害の恐ろしさを物語っているかのようです。

清涼の滝と観音の滝
清涼の滝と観音の滝

ここを通り越すとやっと1つ目の滝、『清涼の滝』の姿を見ることができました。木々に視界を邪魔されて綺麗に見えませんが、山の岩肌にぶつかって弾け飛ぶ小さいながらに迫力のある滝がありました。

そして、さらに進むと1本の白糸のように見える『観音の滝』がありました。『観音の滝』の奥に『不動の滝』があるようですが、道路側からは見ることができません。

本流にある丸渕の滝
本流にある丸渕の滝

『丸渕の滝』は稲子川の本流ありました。落差はさほどありませんが水量があるので、他の滝と比べて迫力がありました。

テーブルやあずまやがあります。まるで積み上げたようにもみえる岩肌。
テーブルやあずまやがあります。まるで積み上げたようにもみえる岩肌。

この先にはテーブルとベンチ休憩できるあずまやがありました。

鉄の橋を渡ると廃車があり、その先が遊歩道コースになっていましたが、道と認識できないほどの廃道になっていました。
鉄の橋を渡ると廃車があり、その先が遊歩道コースになっていましたが、道と認識できないほどの廃道になっていました。

川に鉄製の橋が架かっていて山道を歩く遊歩道に入れるはずでしたが、平成23年の台風被害で木々が倒れ、土砂が積もり廃道のようになっていて進むことはできませんでしたので、また元の道に戻りました。

瀬戸の滝としずくの滝
瀬戸の滝としずくの滝

『瀬戸の滝』は、稲子川側ではなく道路側の岩肌から流れ出ていました。今回見た滝の中では近くで見られた分一番滝らしい滝と感じました。

『しずくの滝』も同じく道路側の岩肌から流れ出ていました。5mほどある露出した岩肌から流れ落ちる滴のような細い滝です。

天子ヶ岳登山道入口
天子ヶ岳登山道入口

そして最後に『魚止の滝』を目指して進みます。『天子ヶ岳登山道入口』の橋を渡り少し先まで行きましたが、その先は本格的な登山スタイルでなければ進めないような道になってしまいましたので、無念ですが引き返してきました。

透き通る綺麗な水と大自然。驚くほど大きな落葉も発見しました。
透き通る綺麗な水と大自然。驚くほど大きな落葉も発見しました。

『天子の七滝』今回は『清涼の滝』、『観音の滝』、『丸渕の滝』、『瀬戸の滝』、『しずくの滝』の五滝しか見ることができませんでしたが、稲子川の清流と大自然を目の当たりに感じることができました。

天子の七滝:富士宮市上稲子(県道398号線の終点を右に入る)

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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