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《寒い夜だから…》全身で汗をかく旨辛な火鍋を!薬膳たっぷり四川料理で身も心もホットに【横浜市中区】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

寒い寒い真冬の夜、凍えきったココロと身体をホットに温めてくれる、鍋料理。

日本には水炊き、ちゃんこ、すき焼きなどの定番の鍋だけでもいろいろな種類がありますが、異国文化を積極的に受け入れてきた横浜の街では特に海外のお鍋も味わうことが出来ますよね。

と言うわけで、今回紹介するのは関内駅・馬車道駅から徒歩5分。

「相生町三丁目」交差点から横浜スタジアム方面に入ったところにある、「四川 天富園」(てんふえん)さんです!

このお店は、2024年の3月に近くから移転し、リニューアルオープンされたお店。

実はランチで何度か訪問した事はありましたが、クチコミを書くのは初めてです。

(食べたもの全てを書いているわけではないのです)

店内は新しく、清潔感もあって照明も明るく、とても良い雰囲気。

今回はテーブル席に案内していただきましたが、他のテーブルもけっこうお客さんが入っていて幸せそうに賑わっているのが印象的ですねぇ。

このお店のウリは、何と言っても薬膳火鍋をメインに頂くリーズナブルなコースですよね。

◆薬膳火鍋コース(3000円)

◆飲み放題(1980円)


このコースは、合計4980円で火鍋といろいろな一品料理が楽しめるオトクなコース。

火鍋は今や都内などでも人気ですが、ここ「天富園」さんは本場四川から香辛料を取り寄せて作るから、味わいも本格的なのです!

◆本日の前菜2種

まずは出てきた、前菜2種。

棒棒鶏と豚耳のセットなのですが、1枚のお皿に盛られてコンニチハ。


●棒棒鶏

中国では真っ赤になった激辛な棒棒鶏が多いですが、こちらの棒棒鶏は日式棒棒鶏。

むっちりなモモ肉をしっとりと蒸して、ゴマダレをかけたもので優しくも力強い味わいです。

このゴマダレの上からはしっかりと白ゴマがまぶしてあり、プチプチはじける奥深い味わい。

むっちり、トロリ、プチプチ、シャッキリと食感も楽しい逸品です。

●豚耳

中国では鹵味(醤油煮込み)などでおなじみの豚耳。

個人的に鴨首と並んで好きな食材ですが、コリッコリな食感の中から溢れるプルプルなコラーゲンが嬉しいです。

こちらの豚耳は少し麻辣に仕上げてあるのかな? お口にジワッと響く味わいがたまらんのです。

今は断酒の身なれど・・・この前菜だけで白酒が1本あいてしまいそうな美味しさだわ!

◆春巻&麻婆豆腐

続いて出てきた、真っ赤な子と真っ茶色な子。

春巻は中華点心の代表的な存在、麻婆豆腐は誰もが大好きな白米キラーですよね。


●春巻

春巻は自宅でもちょいちょい作りますが、その度にプロが作る春巻との格差を思い知らされる一品。

1人あたりまるまる1本というのもボリューミーで嬉しいですよね。


カリッと揚がった春巻にザクザクッとかぶりつくと、中のアンがトロッとあふれて、これは美味しいです。

具材もいろいろ入っていて、素材素材の美味しさが複雑に絡み合ってギュッと閉じ込められた、極上のおいしさ。

●四川麻婆豆腐

川菜(四川料理)と言えば、避けては通れない麻婆豆腐。

若い頃に旅した中国で、石でカマドを作って中華鍋を置いて、豪快に叩いた肉と豆腐で麻婆豆腐を作ってもらった日を思い出しますねぇ。

こちらの麻婆豆腐も香辛料をバシッと効かせた、ウマカラ本格な麻婆豆腐。


豆腐はしっかりとした食感、お肉は思いのほかしっかりとした食感で、これは牛肉でしょうか。

良く食べる細かい挽き肉の麻婆豆腐も美味しいですが、お肉の食感をしっかりと味わえる麻婆豆腐も良いものですねぇ。


さぁ、ここまで来ていよいよ薬膳火鍋が用意されました!

火鍋は真っ赤な重慶風の紅湯と、白い内モンゴル風の白湯の両方が陰陽をあらわす太極鍋に入れられてくるのが定番のスタイル。


今までいろいろな火鍋を食べてきましたが、こちらの火鍋は持ち手が龍の顔になっていて面白いですねぇ。

伊勢佐木モールの火鍋食べ放題のお店とかにも龍顔の火鍋はありましたが、こちらのはよりギンギラキンにさりげないです。


具材は豚肉・鶏肉・肉団子・海老団子に、白菜やネギ、椎茸などの野菜がついてきます。

まずはお肉から鍋に入れて、出汁をよく煮出すと美味しいですよ、とのこと。


野菜も豆苗・白菜・キクラゲ・ニンジンなどいろいろなお野菜がドッサリ盛られてきます。

1人あたりの量が結構あるので、これ1皿で野菜不足も解消できようというもの。


肉団子や海老団子もしっかりとやってきます。

肉団子はお肉の旨味がたっぷり。さらに海老団子は海老のプリプリな食感が素晴らしいので、是非試して頂きたい逸品!


さっそくザザーッと入れて、グツグツ煮込んで、いっただっきまーす!

写真ではお伝えできない、麻辣なスパイスの香りが実に香ばしくて、見ているだけで頭皮が汗をかいてきます。


自家製のタレですよー、とタレが「ニンニクごま油タレ」と「ごまタレ」の2種類出てきました。

タレだけ味見してみると、「ニンニクごま油タレ」はなるほどニンニクの香りがガツンと効いて、これは美味しい。

ほかにポン酢もあるけれど、2種選べるというのでゴマゴマコンビで。

ごまタレは食べて納得の「あぁ、これこれ!」という安心感です。

どちらも麻辣が染み込んだ具材の辛さを優しくしてくれるので、辛いのが苦手な方は特に重宝するかも。

みうけんは個人的に、タレなしでも美味しく頂けましたよ。

さて、主役の火鍋にはいろいろな具材が入りましたが、何と言っても海老団子が実にけしからんのです。

プリップリな食感がたまらないばかりか、噛み締める度に海老の旨味がお口にあふれて、これはたまらない美味しさ!


肉団子だって負けていませんよ。

肉団子なんて、プリジャクな食感のお肉から溢れる肉汁と、外側から染み込んだ薬膳がぶつかり合って奥深い美味しさです。


お肉だって野菜だって、色々な食材がグツグツ煮込まれていて最高の美味しさです。

真っ赤なスープ、白いスープ、どちらもハフハフと美味しくて、ピリ辛と優しい味わいの両方が楽しめる嬉しさ。

さらに、マイルドな胡麻だれとガツンとパワフルなニンニクだれをつけて食べれば、もう冬の寒さなんてフッ飛んでしまいますねぇ。



すっかり具を食べ尽くしたら、〆には麺が投入できるとのことですよ!

中華麺・刀削麺・春雨・水餃子の中から選べますが、ここはやはり刀削麺かな。


刀削麺はこのために特別注文されたもので、モッチモチな仕上がりです。

ピロピロとした形状なのでスープを良く持ち上げて、味の染み込みも良く、この鍋の〆には最高の組み合わせですよね。


もうね、最後の一滴まで飲み干したい。

この美味しさ、本当に筆舌に尽くし難くて、ついゴクゴクと飲んでしまいました。麻辣スープを飲んで、翌日にお尻が痛くなろうとも!


◆杏仁豆腐

辛いもののあとの、甘いもの。嗚呼、これぞ至福なるかな。

もちろん杏仁豆腐は自家製で、まるでヨーグルトに浮いているようなトロットロ感が楽しめます。

そこまでゴテゴテに甘すぎず、つるりとした食感がお口に優しく、香りも程よいので誰にでも愛される杏仁豆腐ですねぇ。


◆◇◆後記◆◇◆

横浜には昔からの中華街だけではなく、伊勢佐木モールや鎌倉街道ぞいに多く勃興している「ガチ中華」のお店も多くありますが、このお店は比較的日本人でも親しみやすい四川料理がいただけるのでオススメです。

みうけんも何度かランチで利用しており、今回は夜に初めて利用させていただきました。


今回頂いた「薬膳火鍋コース」では、メインの薬膳火鍋だけではなく色々な逸品料理もいただけるのが嬉しいところ。

関内の駅近という立地で、こんなに本格的なウマカラ中華がリーズナブルに頂けるのはお値打ちです。

飲み放題も紹興酒や山査子酒などいろいろなお酒があって、選ぶのも楽しいですよね。

これだけ飲んで食べて、お会計は5000円だなんて、本当にお値打ちだと思います。

寒い冬でも暑い夏でも、ポッカポカの火鍋や美味しい逸品料理で身も心も温まりたくなった時は、オススメできるお店です。

今年の新年会にも、ぜひどうぞ!

お試しを!

四川天富園  (Rettyページ)

045-263-6576

横浜市中区相生町3-60泰正ビル 1F 108

※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。

※最新情報は公式Instagramをチェックしてください。

※メニュー表記は極力メニュー表と同じにしております。

※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。

※この記事はお店の方の許諾を得て撮影・掲載させていただいております。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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