いよいよ摂津市の千里丘公民館で「千里丘まちづくりセミナー」が始まるようです。

千里丘駅西口前には再開発ビルが建つ予定で、令和8年度末の完成を目指していますが、街が様変わりする時期に合わせ、地域を学習する機会を設けようと、千里丘まちづくり協議会が発足されました。

では今回のセミナーにあたりまして、講師の茗荷氏より取材を受けた内容をお伝えさせていただきます。

千里丘は、摂津市と吹田市に位置する地域ですが、似禅寺山と稲荷山という２つの山が特徴です。この山はどちらも吹田市にあります。現在、この地域は住宅地として発展し、交通の便として千里丘駅が重要な役割を果たしています。この変化は、昭和11年に大阪府道産業道路が開通したことから始まりました。その後、昭和13年に千里丘駅が開業し、交通アクセスが向上しました。

昭和20年代には、千里丘駅を中心に山田村、三宅村、味舌町の合併計画が浮上しました。結果として、山田村は吹田市に、三宅村は茨木市に統合され、味舌町は味生村と鳥飼村と統合して三島町となりました。

さらに、昭和36年には稲荷山に毎日放送の千里丘スタジオが完成し、多くのテレビ番組が制作・放送されました。このスタジオから公開番組を観覧するために、多くの人々が千里丘駅を利用しました。その結果、千里丘という名前は近畿地方でよく知られるようになりました。しかし、スタジオが大阪市に移転した後、千里丘は住宅地として発展し、千里丘と千里山が混同されることもあります。

「千里丘には魅力的な要素がたくさんあります。私自身、千里丘で生まれ育ち、現在も住んでいる者として、この地域をより活性化し、魅力を広め、行きたい街として発展させたいと考えています」とは茗荷さん。

将来的に千里丘駅前には高層タワーマンションが建ち、新たな住民が増えるでしょうが、保持すべき歴史も存在するはずです。ぜひ、「千里丘まちづくりセミナー」にご参加いただき、一緒に意見を交換しませんか？　まずは初回のセミナーにご参加いただくことをお勧めします。