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浦和レッズが王国対決に勝利してリーグ戦連勝 松尾佑介が移籍初ゴール

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第22節。浦和レッズは、前節、FC東京に3-0と快勝をして、徐々に調子を上げてきており、その勢いそのままにアウェイに乗り込んでのサッカー王国対決となる、清水エスパルス戦に挑んだ。

試合は、序盤から好守に激しい展開となり、お互いに決定機を作り出すも、浦和のGK西川周作、清水のGK権田修一と、日本を代表する二人のGKがゴールを死守して、ゴールを割らせなかった。

しかし徐々にペースを握った浦和は41分に、サイドに振ってから中央にいたMF関根貴大がミドルシュートを放ち、そのシュートをGK権田修一が弾いた所を、FW松尾佑介がゴールに押し込んで、浦和レッズが先制した。松尾佑介は移籍初ゴールとなった

松尾選手は「今日はスリッピーでもあったのでGKの処理が難しいと思ったので、狙っていた。とにかく入ってくれと思ってました。出来ればVARは見ないでと思ってました(笑)」と初ゴールを振り返った。

後半は、73分、右サイドからのFW江坂当たるのクロスを、DF明本考浩がゴール前に飛び込んで足に当てたボールが、清水ディフェンダーに当たり、オウンゴールで浦和レッズが2-0とした。清水も78分、少し遠めの位置のFKから山原伶音がブレ球のシュートが決まり1-2とする。しかし、終盤、浦和は守備を固めて、1点のリードを逃げ切って2-1で勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合に鍵となったのは、作ったチャンスを生かせたことだと思っています。点を決められた時に少し動揺する部分もあったかもしれませんが、その後すぐに選手達は切り替えて、コントロールをしながらプレーをし続けたと思います良い試合が出来たと思います」と試合を振り返った。

これで浦和レッズはリーグ戦2連勝。序盤戦から苦しんでいたが、結果を出しながらようやく内容も向上。チームが上向きになりつつある。リーグ戦は、日本代表のE-1選手権出場があり、一時中断。浦和レッズとしてはパリサンジェルマンとの親善試合があるが、7月30日の川崎戦に向けて、挑んでいくことになる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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