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【宮城県 松島町】本格スパイスがピリリと効く!お風呂屋さんのキーマカレー

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

宮城県松島町の山手の方へ入ると、実はいくつかのお風呂屋さんに食事処が点々としている。あまり目立たぬ場所のため、観光客というよりも地元のお客様で賑わう昔ながらのお店が多い。

▲ 芭蕉の湯(ばしょうのゆ)
▲ 芭蕉の湯(ばしょうのゆ)

そんな貴重なお店の中でも、2017年に開店という比較的新しいお風呂屋「芭蕉の湯(ばしょうのゆ)」。お風呂屋と言っても、ただただお客様が湯に浸かり休憩し帰宅するだけの場所という訳では無く、季節ごとに様々なイベントを開催するなど、施設内は常に心地良さと楽しさで溢れている。
そして、この施設の素敵な部分と言えば、お風呂屋さんとは思えぬ程の食事の種類の多さにある!よくある軽食メニュー以外に、定食やカレー、麺類にデザートなどそれぞれ10種類以上。それに加え、おつまみ系のメニューも充実していて、例えばくじらの竜田揚げや手仕込みチーズの包み揚げ等、かなり手の込んだものとアルコールまで揃っている。
また、お風呂を利用せずにお昼ご飯を購入する為に立ち寄ることも可能で、その際は店内に入らずに外のカウンターから注文も可能だ。お持ち帰り用のお弁当メニューも5種類ある(*店内用メニューをお持ち帰りすることも可能)。
この多くのメニューの中で、筆者が実際に食べて美味しかったメニューをご紹介していこう!

▲ 温玉も良い仕事をするのだが、まずルゥだけを先に味わいたいところ
▲ 温玉も良い仕事をするのだが、まずルゥだけを先に味わいたいところ

それがこの「芭蕉カレー(ばしょう かれー)」だ。実はこのカレーは、単なるカレーではなくメニューとしてデビューするまでに、仙台市内の南インドカレー専門店(南國堂)が監修し、試行錯誤して登場したブラックチキンキーマカレー(*名前は芭蕉カレー)なのだ。
驚くのが化学調味料を一切使用せずに、スパイスをうまく調合して「ピリリ!」とした爽やかな辛味を生み出している。

▲ スパイスのたまらない香りに、いち早く食べたい衝動に!
▲ スパイスのたまらない香りに、いち早く食べたい衝動に!

蓋を開けてスプーンですくってみると、細かく刻まれたチキンや野菜がたっぷり!そして多様なスパイスの豊かな香りがふんわりと広がり、これは軽く温めなおしてみようとレンジへ直行。すると、瞬く間に爽やかでピリリとした香りが部屋中を包み込み、食欲に更に拍車をかける。温泉卵と共に口へと運ぶことはもちろんだが、その前に一度ルゥだけを食べてみるのをおすすめしたい◎何とも表現するのが難しいのだが、とにかくスッキリとした後味で辛いという感覚よりも、爽やかさとピリリとした心地よい痺れの様な刺激がある感じだ。

▲ 芭蕉の湯の「芭蕉カレー」
▲ 芭蕉の湯の「芭蕉カレー」

お風呂屋さんで食べるから、作っているからなのか、より一層美味しく感じる不思議。
本格的なスパイスカレーを、お風呂でさっぱりと汗を流してから食べるのも、
こりゃあ、いいもんだ!芭蕉カレー、おすすめだぞ。

商品名:芭蕉カレー(ばしょう かれー)
販売店舗:芭蕉の湯
住所:宮城郡松島町松島字石田沢32-1
営業時間:10:00 - 20:00 ※最終入館 19:30、食事最終オーダー 19:00
定休日:木曜日 ※祝祭日・団体予約貸切を除く

※臨時休業日やイベント開催などその他の情報は店舗公式インスタグラムで紹介しています。

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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