こんにちは。このたび、Yahoo!ニュースエキスパート地域クリエイターとして、長崎市担当となりましたmisahanaです。長崎市のちょっと気になる情報をお届けします！どうぞよろしくお願いいたします。

さて、みなさんは、長崎市浜のまちアーケード内にあった老舗の写真屋さん『カメラのフォーカス』を覚えていますか？お世話になった方も多いのではないでしょうか。長崎のまちの写真屋さんとして、約50年間市民に親しまれていました。2019年5月に惜しまれつつ閉店しましたが、写真の楽しさを伝えるために始めたフォーカス写真部の部活は、現在も継続中です。

そんなフォーカス写真部の写真展『わたしのお気に入りリスト』が、出島町にある日新ビル２階、List:にて始まりました。5/17(金)～5/19(日)11:00～18:00（※最終日の5/19(日)は17:00閉場）までの開催です。

フォーカス写真部は、これまで、酒屋さんや雑貨店などで写真展を行ってきました。今回で閉店後、４度目の開催です。

写真部の始まりは、15年ほど前。当時、『カメラのフォーカス』のスタッフだった前田奈緒美さんが、常連客との集まりとして企画したことがきっかけです。「まち歩き撮影会」と、撮った写真を見せ合う「もちより会」を月1回行っていました。

閉店後も、前田さんと部員のみなさんで撮影会を継続することになりました。部員は10代から70代までと幅広く、学生からプロのカメラマンまで、25名ほど在籍しています。

今回は、部員18名が撮影した写真が展示されています。長崎の四季折々の風景をはじめ、家族や子どもの成長、何気ない日常を切り取った1枚がずらりと並びます。

長崎の細い路地裏を歩いてみたり、時には着物を着てまち歩きをしたことも。１月は諏訪神社、8月9日は平和公園めぐりが恒例になっているそうです。同じルートを歩いていても、視点や切り取り方が全く違いおもしろいです。

思わずクスっと笑ってしまうものから、しばらく見入ってしまう写真もあります。撮影者のあたたかい気持ちが、こちらにも伝わってくる作品ばかりです。

最近では、東古川町町家改修プロジェクトにも携わっていました。改修時の様子を定期的に撮影し、まち歩きのプロ集団として、変わりゆく長崎の街を記録しています。

「異なる感性の中で活動することが刺激になり、楽しい」「写真の話だけでなく、美味しいものの話が多い時も…」と部員のみなさんが、いきいきと活動時の様子を話されていたのが印象的でした。

見慣れたはずの長崎の街でしたが、新たな角度から楽しむことができました。みなさんも今週末は、史跡出島を眺めながら、長崎の街を見つめ直してみてはいかがですか？写真展の帰り道には、「まち歩き」したくなること間違いなし！