コストコで買える大きなラップが防災グッズとして優秀です
食品に日用品など、大きなサイズの物が多いコストコ。
食品用ラップもコストコらしい大容量の物が販売されているのですが、今回は食品保存としてだけではなく、防災グッズとして紹介します。
3.11直後の状況
東日本大震災当時マンション住まいだった我が家では、建物は一部損壊で一時的に立ち入りが出来なくなったものの、半月後に居住が可能になりました。
しかしマンション共有の浄化槽が壊れてしまい、飲用出来る水道水が使えるようになったのは震災から5か月後の8月でした。
当時は海沿いに甚大な被害があったため、内陸部である我が家周辺では施工業者が見つからない状態で、ライフラインの復旧までに実に長い期間がかかり、ただただ復旧を待つしかない状態でした。
特に不便だったこと
幸い電気や下水道や洗濯やトイレに使う上水道は復旧していて、特に不便に感じたのは飲用水と食器洗いです。
飲用出来ないお水で洗った食器を使うのも怖いですし、紙皿や割りばしは常に入手困難な状態でした。
そんな時にとても役に立ったのが、サランラップをお皿に巻く方法です。
ラップで巻いて、洗い物いらず
切って巻くだけなので誰でもすぐに出来るので、万が一の時のために知って置いて損はない知恵の一つです。コストコのラップではなくても可能な方法です。
経験的に紙コップは入手困難品、基本的に使い捨てのため耐久性が弱いので、画像のようなプラ製のお皿で、ワンプレートで使えるサイズの物が便利でした。
おやつなんかにも活躍しました。
食品用ラップなので、残った物なんかをくるんで保存するのにも便利です。
地震直後で陶器のお皿は割れてしまっている物も多く、余震対策のため割れる物はなるべく使用しないようにしていました。
震災当時は県内にコストコが無かったため、普通のスーパーで売っているようなラップを使用していましたが、家族全員で使用しているとあっという間に無くなってしまうんです。
コストコで販売されている大容量食品保存ラップ
我が家で現在使用しているのは、レイノルズのラップ。
30センチ幅で長さは300メートル入り。
通常販売価格は税込み1388円。(購入時価格)
前回買い物に行った時にはたまたま977円にお値下げされていて、お買い得価格で購入することができました。
コストコオンラインでは通常配送料込で2398円で販売されています。
とても大きなサイズ感なので場所をとるのが難点ではありますが、置いて固定できてスライドカッター付きなので両手が使える所が便利です。
耐熱温度は120度
日本国内のメーカーの物と比較すると薄くて柔らかくて伸びがいい感じです。
切り口がぴったりくっつかない所も使いやすいポイントです。
厚みが合ってピリッとしっかり切れるタイプのラップって、切り口がくっついてしまって剥がすのが大変!!ってなりがちなんですよね。
このレイノルズのラップは切り口が少し伸びる感じになり、箱も大きいので巻き終わりがくっついてしまう事はゼロ。両手があくので続けて使いたい時にも便利です。
横から見るとこんな感じになっています。中央部分がラップが出てくる所で、右側がスライド式のカッターです。
箱の中はこんな感じになっています。
これは実際に我が家で使用している物ですが、巻き終わり近くなっても箱のまま固定できるのも便利です。
もちろん食品用の保存ラップとしても使用できるので、定期的に防災用品置き場に新しい物を追加して、古い方を普段用に使うようにしてローリングストックを回しながらいつも切らさないようにしています。
4人家族で一度にワンプレートと汁物に30センチずつ使ったとすると、1食あたり240センチが必要となります。
1日3食使ったとすると、720センチ(7.2メートル)、1週間で5040センチの約50メートル消費する計算となります。
一般的なラップは長さが50メートルほどなので、4人家族の場合約1週間分。
このレイノルズのラップは全長300メートル程なので、4人家族の場合約6週間分。
防災用の備えとしてはこれ一つで十分という感じもするのですが、実際に震災後には約5か月近く使い続けましたため、コスパ面でもコストコの大容量ラップがあの時あったらなという印象。
防災用品として見落としがちですが、紙コップや紙皿、ラップやビニール袋やごみ袋などの消耗品も、非常時にはほとんどのお店で売り切れてしまい入手困難となるため、大容量の物があるだけでとても心強いストックとなるはずです。
今回は我が家で使用しているレイノルズのラップを紹介しましたが、コストコでは他にもカークランドシグネチャーの231メートル入りが2つパックになった物や、914メートル入りのもっと大きな物も販売されています。
保存場所や普段使いのしやすさなどで選べるのも嬉しいですね。
掲載価格は購入時の価格です。