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【手帳の考え方】ToDoリストの書き方ツール編3ToDo1つ1つをふせん1枚に書いて処理していこう!

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 ToDoリストの書き方講座。今回は横長のふせんにToDoを書くケースを考えていきましょう。

ポイントは1枚に1つのタスクを書くこと

 今回利用する横長のふせんは75mm×25mmのスリーエムの製品です。コンビニなどで手に入る一般的なものですね。

スリーエムのふせん。これは4色入りのお買い得パック
スリーエムのふせん。これは4色入りのお買い得パック

 このふせんを使うポイントは1つのふせんに1つのToDoを書くことです。
 つまり正確には、ToDoを書いたふせんの全体がToDoリストになる訳です。
 この場合のポイントはToDoの切り分けですね。

 1つのToDoを1枚のふせんに書く。これを励行していくことで、やることが整理されていきます。

ToDoの並べ替えや階層的な配置ができる

 ふせんをつかってToDoを管理することのメリットは、こういうことです。
 つまり、ToDoの優先順位をふせんの配置で表現できることです。
 まず、ToDoを書き出す。そして並べ替える。書くことと並べ替えることの2段階で整理ができる訳です。
 手帳やToDo用のメモ帳では、1つの面に書くときに配置が固定されてしまいます。
 優先順位は番号をつける方法があります。ですが、順番を変える際には書き直す必要が出てきます。
 これに対してふせんでのToDo管理はこういうことに縛られない点が優れていると言えます。ただ並べ替え、貼り替えればいいからです。書くと言うより手を動かすことで順番の変更が可能です。

ログ的な使い方がしにくいのがデメリット

 デメリットもあります。それは、保管がしにくいことです。記録として遺しにくいわけです。それはふせんを貼った面をそのまま保存しにくいことでもあります。

 まとめると、ふせんによるToDo管理は 優先順位や階層構造を作りやすいけれど、ログとしては保管がしにくいとなります。
 ともあれ、優先順位を簡単に入れ替えられるのは、単一の面に書くよりもわかりやすく便利です。一度試して見る価値はあると言えるでしょう。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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