【下関市】華やかな一日の始まりは、活気の中で。下関合同花市場。
山口県内で最も花の生産が盛んな下関の椋野町にある、下関合同花市場は、下関の花の取引の中心地として長い歴史を持ち、
地元下関や、全国各地、または海外から多様な花が集まります。
特に地元、下関産の花は注目され、競りに多く出品されます。
競りの熱気の中で、手競りで次々と落札された花がベルトコンベアーで流れる様子は、活気にあふれ、圧倒される光景です。
競り人はその日の出品物や落札価格、購入先までを全て記憶できるそうで、そのプロフェッショナルぶりにも目を見張ります。
下関合同花市場は1980年5月に唐戸市場から移転し、花業界にとって不可欠な存在となってきました。
移転当時から比べると、花の需要は随分と変化があったそうです。
その需要を守るためには、消費者の手元で一日でも長持ちする花を届けることが基本であると、下関合同花市場の社長、岡田さんはおっしゃいます。
切られた時から、どんどん寿命がなくなっていくお花に、一日でも長く手元で咲いてもらうために、産地から消費者まで時間のかからない方がいいとのこと。
山口県内でも花の一大産地である下関では、それだけ新鮮なお花が手に入る恵まれた環境にあると言えるのではないでしょうか。
近年では、競りの80%がインターネットを通じて行われているそうです。時代の変化の中、将来的には市場での競りもなくなってしまうのかもしれないとのこと。
下関合同花市場では、事前に申し込めば、一般の方の購入は出来ないそうですが、競りを見学することができるそうです。
競りの熱気や花の美しさを間近で体験花に興味がある人にとって魅力的な市場に、一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
住所:下関市椋野町3丁目8番18号
電話番号:083-231-3031(代)