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【富田林市】錦織交差点近くに富田林市指定保存樹木・クロガネモチがあります。どんな感じか様子を見ました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

富田林市には古樹名木等の保存に関する規則(外部リンク)という条例があり、その条件に合致したものを保存樹木・保存樹林として指定しています。

そういうものは由緒ある神社仏閣や山の方にあると思っていたのですが、先日町中を歩いていたときに、偶然保存樹木の看板を発見しました。

富田林市の保存樹木を調べてみると、市のホームページで公開されている「富田林市緑の基本計画(外部リンク)」の中にある第2章「富田林市緑の現況」の中の14ページに、保存樹木等としてこちらの表が紹介されています。

今回偶然に見つけたのは14番目の保存樹木でクロガネモチだとわかりました。

場所は錦織交差点の近くです。個人の家の中に生えている木ということなので、これ以上詳しくは書きません。

この塀の中に保存樹木があります。

塀の上を見るとこのように大木が見えます。これが保存樹木のクロガネモチです。表によれば幹回りが1.7メートル、木の高さが10メートルとあります。実に立派な木ですね。

こちらが指定樹木を指定した標識で、2009(平成21)年4月に指定されています。幹回りや高さが指定したときのものであれば、13年経過した今ではさらに大きくなっている可能性があります。

ここでクロガネモチ(黒金餅、黒鉄黐)についておさらいしましょう。モチノキの仲間で、若い枝や葉柄(ようへい:葉の中にある枝のような筋になっているもの)が黒ずんでいるのでこのような名前が付いたそうです。

茨城県・福井県以西から南側、台湾やインドシナ半島にかけて分布しており、庭木や街路樹として植えられることが多いそうです。

5月から6月にかけて小さな花を咲かせ、その後赤い実をつけるそうなので、来年のそのころに再度見にいこうと思いました。

というわけで錦織交差点近くで偶然に見つけた保存樹木のクロガネモチ。個人宅なので中に入ってはみられませんが、塀越しからでも立派な姿を拝見できます。

今年は富田林の各地域でもだんじりの秋祭りが行われる見込み。近くには錦織地区のだんじり小屋がありました。準備の様子を見るとそれだけて嬉しくなりますね。

錦織交差点近くにある富田林市の保存樹木クロガネモチ
住所:大阪布富田林市錦織中
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩5分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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