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【富田林市】眼下の絶景とともに梅見物。目白不動尊・願昭寺の花がちょうど見ごろとなりました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

当たり前のことですが、その季節になれば花は毎年咲いてくれますね。今は梅がいちばんの見どころですが、せっかくなのであまり知られていない梅のスポットを探してみたくなります。

先日、こちらの「富田林観光ガイド」という小冊子を入手しました。富田林の観光といえば寺内町。江戸時代の町並みが残っている外見だけでなく、定期的に町を挙げてのイベントがあり、魅力的なお店がいくつもあり、私も定期的に立ち寄ります。

とはいえ、富田林には寺内町しか観光地がないというのもおかしな話。小冊子ができたことで、寺内町以外の観光スポットの再発見にはなることは間違いないでしょう。

富田林観光ガイドより、16Pにある目白不動尊願昭寺の紹介
富田林観光ガイドより、16Pにある目白不動尊願昭寺の紹介

新しい観光ガイドブックには、私が実際に訪問したところが多く載っており、その中に目白不動尊・浄心山願昭寺も載っていたのですが、ある情報元から「今、願昭寺は梅が見ごろ」と、いうことをキャッチしました。

これは気になるということで、実際に願昭寺に梅を愛でに行ってみることにしました。

願昭寺に向かう参道の入り口に着きました。ここは彼方(おちかた)の横山地区です。

ただし山の中腹にある願昭寺は伏見堂地区です。里ではなく山の部分の地名が伏見堂になっているらしく、同様の例として、登山口が嬉(うれし)で山頂が伏見堂という金胎寺山があります。

舗装されている山道を登ります。かなりの急坂で、近所の人の話では、走って往復する人もいるそうですが、とてもそんな余裕はありません。

それでも頑張って坂を上ると、10分くらいで大阪府では唯一とされる木造の五重塔が見えてきました。

ということで、願昭寺の門のところまで来ました。前回来た一昨年の年末はこの階段部分がまだ工事中でしたが、それが完成していたので今回は堂々と正門から入ります。

堂々たる門です。扁額(へんがく)には「慶照門」と書いていますが、一般的な寺院の仁王門に該当するようで、左右には睨みつける仁王像があります。

門から中に入ると、さっそく梅の木が見えてきました。慶照門から見て左手(五重塔などの伽藍のない方)に行くと、梅の木がいくつも山の斜面に植えられています。

そしてここは山の中腹なので、その先を見ると眼下に町が見渡せます。

伽藍のほう歩いていきましょう。ところどころに梅の木があって、咲いています。

伽藍の前には複数の種類の梅が咲いていました。

斜面にある梅は遠くからでしか見ることはできませんでしたが、境内にある梅には近づけるので花をアップで撮りました。

こちらは八重梅のようですね。

願昭寺といえば、遠く河内長野方面からも山の中腹にある五重塔がみられてインパクトがありますが、その前にも梅の木があります。

こちらはしだれ梅のようですね。

またこのような木札と、まだ花が咲いていない細い木があります。

木札には献木花と書いてありました。花の木を寺に献上しているようです。

見た限り、まだ花をつける段階ではないのか?蕾もついていませんが、実は桜などこの木が梅ではないのかもしれません。木を見た限りでも梅とは違うようですね。

いずれにせよ、献上された木も、その時が来れば美しい花が咲くのでしょう。

梅の木をじっくりと見たところ、まだ満開ではなく蕾がいくつもあります。これからが本番のようです。

八重梅も蕾のものが多いですが、

このように花開いているものもあります。

ちなみに願昭寺はまだ完成ではなく、4月からストゥーパ(仏塔)を建築する計画があるようです。

ということで、願昭寺の梅を愛でながら参拝してきました。何人かの梅見物の人たちを見かけましたが、まだまだ知られていないような気がするので、いつもとは違う梅のスポットを探していらっしゃるのならお勧めです。

私は歩いて登ったので、坂が大変だと感じましたが、車の人は境内のそばまで上がれますのでご安心ください。

目白不動尊・浄心山 願昭寺
住所:大阪府富田林市伏見堂953 
電話:0721-35-5751
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩15分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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