61歳。ほぼ同い年の恋人に「シワがあるね」と言ったら激怒されて別れました~おみおじリポート(90)~
積極的で話が早い元気な世代。アラフィフ以降の「シニア婚」が増加中です
※2022年2月11日追記。湯浅さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。オネットで出会った女性とのやりとり(仮交際)が続いているようです。彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
結婚相談所のカウンセラーなどの「業界人」と話していると、最近はアラフィフ以降の結婚が活性化しているようです。当然ながら20代30代と比べれば絶対数は少ないのですが、積極的で話が早い人が多いと僕も感じています。
我がオネットでも55歳林業の香川大輔さん(仮名)は典型例。記事公開直後にお見合い申し込みをしてくれた49歳女性と交際し、秋には結婚する予定でいます。さらに、49歳製薬会社勤務の岡村正雄さん(仮名)も10歳年下のシングルマザーと真剣交際中。結婚に向けて歩みを進めています。アラフィフは世代的にも恋愛や結婚に前向きな人が多いのかもしれません。
今回はさらに年上の61歳が登場します。都市銀行の嘱託社員として働いている湯浅弘和さん(仮名、61歳)です。テニスとスポーツジムで体を鍛えていて清潔感もある男性ですが、経験豊富な香川さんや岡村さんとは事情が異なります。
40代後半で「明るくてバイタリティのあるロシア人女性」と恋愛結婚した経験がある湯浅さん。でも、「彼女には前の結婚で作った小さな子どもがいて、ロシア国内での不動産業も忙しく、日本には住めなかった」とのことで短い結婚生活は終わってしまいました。
「私にも守るべき両親と仕事がありました。ケンカ別れなどではなく、いろいろ話し合って離婚することになったのです。私たちの間には子どもはいません」
恋愛経験が少なくて積極性もない人は婚活サイトやマッチングアプリには向いていません
恋愛経験が少ないのに外国人女性と遠距離恋愛をするあたりに湯浅さんの不器用さが垣間見えます。ケンカが何より嫌いなのに頑固なところがあると自覚しているようです。
「争いごとは苦手なので、(結婚相手は)穏やかな性格の人だと嬉しいです。私は頑固な性格をしているのですぐには言うことを聞けないこともありますが、時間をかけてジワジワと変わることはできると思っています」
このまま一人は寂しいと思って婚活サイトに登録した湯浅さん。昨年末から同世代の女性と5カ月ほどお付き合いをしていたと明かします。しかし、「シワがあるね」という失言で彼女を怒らせてしまい、そのまま別れることになったそうです。バカだなあ。
ちなみに、彼女との付き合いで「デートプランを作るのも下手」な自分に気づいたとのこと。
「行きたいところを指定してくれる女性だと相性がいいかもしれません。自家用車で送り迎えしますし、荷物が重くてもお任せください。ベンチプレスで鍛えていますから(笑)」
湯浅さんの場合、見知らぬ女性と1対1で関係性を構築しなければならない婚活サイトやマッチングアプリでの出会いは向いていない気がします。フォローしてくれる人が誰もいないからです。例えば、間に友人や結婚相談所のカウンセラーがいたら、多少の失言はとりなしてあげられたかもしれません。その意味では、オネットの門を叩いてくれたのは正解だと思います。
職業は銀行員。60歳で定年を迎えましたが、今も週3回は嘱託として働いています
女性関係は不慣れで未熟な湯浅さんですが、仕事に関しては苦労人です。銀行に勤め始めたのは30歳から。それまでは何をしていたのでしょうか。
「前職は船のエンジンを作る会社の社員です。高校卒業後はアルバイトで稼いだお金でアメリカに滞在したり、自動車整備の資格を取ってフォークリフトの整備の仕事をしたりといろいろやっていました。30歳前になって、今の銀行で支店長をやっていた親戚から誘ってもらって転職したのです」
銀行では事務ではなく総務職と呼ばれる仕事を続けているそうです。支店のロビーで案内係をしたり、お客様のところに行って集金をする仕事です。
「転職するまでは機械を相手にする仕事だったので、世の中にはいろんな人がいると知ることができて面白いですね。60歳で定年を迎えましたが、今も週3回は嘱託として元気に働いています」
どうやってあなたを喜ばせようか。女性はその気持ちが嬉しいのです
都心に持ち家があり、前向きに働いているスポーツマン。年上女性に可愛がってもらえばいいと思うのですが、婚活サイトでの失敗もあって新たな出会いは「年下がいい」と湯浅さんは言い張ります。数少ない経験で無駄な思い込みをするところが自分を縁遠くしていることに気づいてほしいです。
年上の同性には厳しくなりがちな僕に対して、湯浅さんとの面談には参加できなかったマチコ先生は条件面からは「有望」だと指摘します。何よりも健康で若々しいところが良いとのこと。
「スポーツジムで身体を鍛えて自分を若々しく保たれているということは、結婚相手を探すお手伝いをする身としては嬉しいことです。逆に、相手を探しているのに、不健康そうでだらしないイメージがあると結婚はなかなか決まりません。オネットにはそういう方はほとんどいませんけど」
一方で、受け身なくせにちょっと頑固な点はやはり改善が必要です。
「男女ともに、結婚相手として『楽しそうな未来』を描けない方は選ばれません。会話の面でも『この人といると未来は今より楽しくなるかも』と連想させることができるといいと思います。下手でもいいので『どうやって相手を喜ばせようか』とデートプランを考えてみてください。女性はその気持ちが嬉しいんですよ!」
湯浅さん、以上のアドバイスを少しずつでも実践してみてください。大切なのは柔軟性とサービス精神です。それさえ意識できればきっと良きパートナーが見つかりますよ!
※文中の受けオネット会員は仮名です。湯浅さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。