自然が一番、性に合っている私。月収18万円。借金もないけれど貧乏です!~おみおじリポート(71)~
残りものには「何か」ある。それを受け入れて楽しく一緒に暮らせますか?
※2021年9月27日追記。香川さんは真剣交際をしていた攻めオネット会員女性と婚姻届を提出したとの報告がありました。詳細はこちらをどうぞ。現役のオネット会員への有益なアドバイスもあります。香川さん、お幸せに!
※2021年4月20日追記。香川さんはお見合い申し込みをいただいた女性と真剣交際に入りました。当然ながら、新たなお見合いはしていません。ご了承いただき、彼の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
僕自身も30代半ばで再婚したので他人事ではありませんが、アラフォー以降の独身者には良くも悪くも何かあると感じています。残りものには福がある、というよりも「何かがある」のです。ハイスペックな男女であればあるほど、その何かを確認してから結婚するべきだと思います。
DVや浪費癖などは例外としても、仕事や趣味に没頭し過ぎる傾向があったり自分より10歳以上も若い相手しか好きになれなかったり。その癖や偏りを受け入れ、面白がりながら一緒に暮らしていく姿勢が必要なのだと思います。
元システムエンジニアの香川大輔さん(仮名、55歳)は、見た目やコミュニケーション能力は申し分のない男性です。清潔感があり、多趣味でよく話すけれど、他人の話にもきちんと耳を傾けます。マチコ先生も「女性と一緒に生活しているイメージがわきやすい男性」と太鼓判を押しました。
システムエンジニア→鍼灸師→林業。五感で自然を感じながら働く喜び
35歳のときに離婚した香川さんの「何か」は自由過ぎること。もっと言えば、「自然」を求めるあまり市場経済から離れつつあることです。
「横浜で生まれ育ち、祖父母は東京にいました。子どもの頃から田舎がうらやましかったです。やっぱり都会は生活の場としては異常ですよ。自然の中で住み働くことが私には一番性に合っています」
システムエンジニアとして12年間は会社員を務めた香川さん。鍼灸師を10年間やり、最後に行きついたのが「木こり」なのだそうです。
「千葉県にある小さな林業の会社に縁があって入りました。いつか森の中で鍼灸院を開くという夢もあります。五感で自然を感じながら働くのは大変ですけど気持ちがいいですよ。正社員なので保険や年金には入れますが、給与体系は日給制です。月収は18万円ぐらいでしょうか。借金もないけれど貧乏です!」
愉快そうに笑う香川さん。この人には「甲斐性」という概念はないのでしょう。ただし、生活能力は非常に高い男性です。特に得意なのは料理。青森県に住んでいた頃は、趣味で林業をしながら地域の方を何十人も集めて味噌作り教室を開いていたそうです。
「今でも味噌や梅干しは手作りしていて、見かけは悪くても旨い料理を作る自信はあります。もちろん、食べることも好きなのでパートナーができたら食べ歩きもしたいです」
後天的な自然児でもある香川さんは「基本的に自然の中で遊んでいる」とのこと。登山、スキューバダイビング、ヨット……。だから、再婚相手に望むことは「虫が苦手じゃないこと」のみ。
「別に好きじゃなくても構いませんが、虫が怖い人とは一緒に行動できません(笑)。今後3年間は今の会社で林業を学びたいのですが、それから先は全国どこにでも住めます。どの都道府県でも伐採のニーズはあるからです。遠距離での結婚生活でも構いません。私はフットワークが軽いことが取り柄なのでどこにでも行けます」
「稼ぎのいい男性の人生に乗っかりたい」から「自活しながら心地よく暮らしたい」へ
ひとりでも十分に健康で楽しそうな香川さんですが、おしゃべりも大好きなので一緒に暮らせるパートナーを求めています。
「最近、家でひとり言ばかり言っています。きっと寂しいからでしょう(笑)。何かをするときにパートナーがいたらいろんな発見があって楽しいはず。お互いに得意分野を出し合っておもしろ楽しい生活がしたいです」
香川さんは離婚してからの20年間、ずっと再婚願望があったそうです。しかし、お付き合いした女性とは結婚には至らない縁ばかり。ちなみに、香川さんは今から子どもが欲しいとは思っていません。同世代の落ち着いた女性との出会いを求めています。
「いわゆる婚活をしたことがなく、アドバイスをもらったこともないので自分の何が問題なのかわかりません。オネットに入ったのは大宮さんを前から知っていたのもありますが、結婚できない理由を指摘してほしかったのもあります」
それはさきほど指摘した通り、「自由過ぎて甲斐性がないこと」に尽きます。しかし、マチコ先生は「自分を持っている強い女性には香川さんが刺さるはず」と指摘。どういうことでしょうか?
「今までは女性が求める理想の男性像は『仕事ができて、稼ぎが良くてスマート』というひとつの型があって、対等なパートナーというより『相手の器にのっかりたい』という女性が多数でした。でも、最近は、男性の器にのっからずともしっかり稼げ、軸をしっかり持った女性も増えています。そういった女性が香川さんを見たときに『この男性、面白いな。一緒に生活したら楽しそうだな!』と思ってくれる可能性は十分にあるでしょう。香川さんは同世代の女性とのお見合いを望んでいるとのことですが、受けオネットは選んでもらって初めてお見合いができます。40代の女性も視野に入れてください。香川さんには他にアドバイスはありません。応援するので頑張りましょう」
最近、キャンプにハマっていて斧まで購入してしまったマチコ先生。ガチ林業の香川さんを高く評価しているようです。僕としては、3年間の修業後には全国どこにでも住める、というフットワークの軽さがいいなと思いました。愛知県の女性を紹介して、新居は僕が住んでいる愛知県蒲郡市内の賃貸マンションにお誘いしようかな。自家製の梅干し、食べてみたい!
※文中のオネット会員は仮名です。香川さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。