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デコボコタイヤのハーレーダビッドソン 冒険ツアラー「パンアメリカ」登場!|EICMA2019

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
HARLEY-DAVIDSON Pan America 撮影:佐川健太郎

ハーレーからも驚きの発表があった。ハーレー初のアドベンチャーモデル「Pan America」(パン アメリカ)とストリートファイター「Bronx」(ブロンクス)がデビュー。新設計の水冷60度Vツイン、通称「レボリューションMax」エンジンを搭載した新たなミドルレンジとして加わることになる。

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パン アメリカは排気量1250ccで最高出力145ps以上と既存の巨大アドベンチャーカテゴリーでもトップ級のパフォーマンスを実現。展示車両を見る限りだが、フレームはエンジンを剛性部材として利用したスチール製でコンパクト。前後サスには倒立フォークとリンク式モノショックを備え、ブレンボ製ラジアルモノブロックキャリバーとミシュランANAKEE WILDを履くなど本気のオフロード仕様であることが分かる。事実PV動画でも丘をジャンプしているシーンが出てくる。それでいて、厚盛りのシートや高さのある大型スクリーン、フルパニアなどがツーリング対応であることを物語っている。その名のとおり“アメリカ全土をカバーする”多目的冒険ツアラーといった感じだ。

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一方のブロンクスは排気量975ccで115馬力以上とこちらもパワフル。マスがギュッと凝縮したコンパクトなボディにこちらも最新の足まわりを得て走りも相当期待できそうだ。2020年後半にデリバリー開始とのことで期待大だ。

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※原文より筆者自身が加筆修正しています。

出典:Motor-Fan BIKES

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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