突然、facebookから抹殺される恐怖
【追記】2016年4月26日(火)16:56
facebookからアカウント停止され24時間以上経過した。アカウントや過去記事は現在のところ戻ってはいるが、メッセージや記事はいまだに制限されている。つまり、facebookではブラウズしかできない状態だ。試しに書き込んでみると…。機能の停止はあと23時間で終了します。とあった。変なところで細かい…(笑)。
「ニュースサイトの記事がポストされて、それをシェアしただけで、ブロックとはやりすぎではないでしょうか?」と異議申し立てはしてみたが、当然、返事は一切ない。異議を唱えさせるのはガス抜き?facebookにとって異議はバグレポートして処理され、返答はないと明記されている…トホホ。
KNNポール神田です!
今や、facebookやLINEのメッセージのほうが、電子メールよりも確実に素早く、コミュニケーションがとれる通信コミュニケーションのインフラとなっている。もしも、これらがある日、突然使えなくなったら?そんな恐怖が、本日の月曜日、突然訪れてしまったのだ。
現在、筆者のfacebookは、こんな状態になっている…。
https://www.facebook.com/knnkanda
そう、抹殺されて、筆者はfacebook上に、存在していないことになってしまっているのだ…。記事も表示されなくなってしまった。これが、どういうことなのかを説明したい。
facebookはユーザーをBANGする権限を持っている
現在、facebookの利用規約、同等のコミュニティ規定には、
と規定している。このような場合はFacebookはコンテンツを削除し、アカウントを停止することができるとしている。現在、アカウントが停止され、コンテンツが存在していない筆者は、一体、どれほどのことをfacebook上でやらかしてしまったのだろうか?
知人がポストしていたこの記事をシェアして発言しただけで抹殺された?
筆者が現在、facebookで抹殺された理由は、明確にはわからない…。最後にこのメッセージがあらわれたまま、ログインできなくなってしまったからだ…。コメントに「20回に1回は妊娠しましたというアラートがでても良いかも…ね。」とあり、神田敏晶さんでない場合は、ここからログイン…。以上だ。なんのことか、理解できぬままログインできなくなってしまったが、ヒントはコメントにある…。
このコメントは、知人から送られてきたこの、
もしラブドールが「妊娠」したら…芸大院生が本当に伝えたかったこと
http://withnews.jp/article/f0160421002qq000000000000000W01110101qq000013301A
というコメントつきの記事を自分のfacebookのウォールのシェアしてコメントしたものだ。この記事は、性の対象となるラブドールがもし妊娠したらという芸大生のアートによるアンチテーゼの記事だ。
当ヤフーニュースでも写真つきで掲載されている記事だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000002-withnews-soci
知人がポストしたこの記事には、知人のオピニオンが添えられていた。深く共感した、筆者はラブドールにも「20回に一度は妊娠する可能性があるというアラートがでる」というシニカルなオピニオンとしてシェアして共有した。以上だ。それだけで、facebookからは突如として抹殺されてしまったのだ。当然、ドールの妊婦という「ヌード」の規制が当たったのかもしれない。しかし、筆者はfacebook上の自分のタイムラインで見つけたあくまでも知人の記事をシェアしただけである。また、コミュニテイ規定を深く読むと…ヌードでもアートであれば、その限りではないと規定されていた。
Facebookでは、性器を露出した写真や、完全に露出した臀部を大きく取り上げた写真は削除します。また女性の乳房の画像についても、乳首が見えている場合は表示を制限することがあります。ただし、女性が自発的に授乳している写真や乳房切除手術を受けた痕を見せている写真については制限していません。また、ヌードの人物を描いた絵画や彫刻などの芸術作品の写真の投稿も認めています。ヌードおよび性行為の表現に関する制限は、デジタル的に作成されたコンテンツに対しても適用されますが、教育、ユーモア、風刺を目的に投稿される場合はこの限りではありません。
たとえヌード画像であったとしても、投稿した写真の削除までであって、アカウント削除までは規定されていない。当然、それをシェアした人のアカウント削除とまではどこにも記述がない。今回のfacebookのアカウント停止は規定違反ではないだろうか?
facebookを仕事で使っているユーザーの権利はどこにもないのか?
2016/04/25月曜日は、週明けの月曜日である。しかも、今週の木曜日が終われば大型のGWで10連休が始まるのだ。最後の週である。すでに筆者のようなフリーランスは、facebookのメッセンジャーを使って取材をしたり、グループ機能で会議をしている人たちは非常に多い。無料のSNSで仕事をするなと言われればそれまでだが、会社の枠を越えたグループワークで、メンバー全員がアカウントを持っていて会議ができるとなると選択肢は消去法でfacebookになることも多い。それが、突然、アカウントが完全にBANGされ、24時間停止と理由もなく突然facebook上から、抹殺されるというのは、驚きを超えて、恐怖である。
メールアドレスで登録されているのだから、乗っ取りも含めて、メールでもなんらかのアカウント停止になっている説明くらい送ってきてもよいものだ。幸い、LINEやTwitterのメッセンジャーで状況を伝えることができたので大事にはいたらないが、入稿の締め切りとかいろんな約束事があった場合、facebookのリスクのひとつとして、心に刻みたいと思った。人的なものが介在しないで、肌色の成分が多いものをシェアしたということでアカウントを機械的に停止していたとすると、すぐにこのプロセスは改善すべきだろう。
ソーシャルメディア上で、安定運用をするため、異端を放置しないことは策のひとつだが、万一まちがったアカウント停止があった場合は、異議申し立てくらいできる筋道は用意しておくべきだろう。こちらも機械的にアカウントを乗っ取ろうとした機械ではなく、生きている人間だからだ。注意も警告も何もない、突然のアカウント停止はユーザーのfacebookの権利を侵害しているのではないだろうか?