大雨の降った宮城県 17日(土)は一転して真夏日に 熱中症に注意を
きょう16日(金)の宮城県は、低気圧による雨雲がかかり続けて大雨になりました。志津川では24時間で約130ミリの雨が降り、6月としては観測史上最多雨量になりました。
11日(日)に梅雨入りが発表されて以降、まさに梅雨空が続いている宮城県ですが、週末は一転して晴天と暑さがやってきそうです。
偏西風の蛇行により蓄積された熱が到来
そもそも今回の大雨の要因は上空を流れる強い風=偏西風が大きく蛇行したことにあります。それによって低気圧の動きが鈍くなり、また低気圧は上空に強い寒気を伴うようになったため雨の量が多くなりました。
そしてこの偏西風の“上流”にあたる中国では、宮城県とは反対に高気圧に覆われて晴天が続いていました。
間もなく夏至という今の時季の日差しを連日浴びたことで大陸の地面が熱せられ、暑い空気の塊が中国大陸にはできています。北京などではここ数日、30度をゆうに超す暑さになっていました。
この暑い空気の塊が、高気圧とともにあす17日(土)には東北地方にもやってくる見込みです。これによって宮城県においても気温は急上昇。あすは仙台で最高気温30度と真夏日が予想されています。もし仙台で真夏日になれば先月18日以来ですので1か月ぶりのことになります。
大陸からの高気圧なので、湿度の低いカラッとした暑さではありますが、久しぶりにやってくる暑さにもなります。熱中症には十分ご注意ください。