【富田林市】衝撃画像!富田林最北部の石川本流の水が消滅し、水無川になっていた。なぜ?猛暑だから?
昨日は久しぶりに雨が降り、暑さが一段落しましたね。その前までは猛暑が激しく、熱中症対策をしながら町を歩くのも一苦労でした。
こういうときは水辺を見ると少しは涼しい気持ちにならないかと、一昨日の猛暑の中、石川河川敷に行ってみたのです。ところがある場所までくると石川本流が衝撃的なことになっていました。
一昨日行ってみたのは地図のあるところ。石川は佐備川や千早川など、主に東の山から流れてくる支流と合流して北方向に流れています。
富田林市の最も北側(下流部分)だと、東から梅川が合流してきます。「どうせ川を見るならふたつの川の合流点を見てやろう」と、合流点まで行ってみることにしました。
この辺りは、石川河川公園の自然ゾーンBにもなっていますね。自然観察路よりさらに先、先端部分を目指してみると......。
石川本流が見えてきました。見えてきたのですが、どうも様子が変です。水が流れているように見えません。
さらに歩くと衝撃的な状況です。水が途中から干上がっていました。
このように石川本流の水が、途中で消滅しているのがわかります。まるで砂漠のオアシスにでも来たかのような不思議な光景。
ここは川の底であったことを示す痕跡が残っています。歩きにくい川底だったところには、ところどころに藻がわずかに生えていて、それが乾燥しているのがはっきりとわかりました。
この数日続いた猛暑のせいでしょうか?「カラ梅雨」と言われていた今年だからとも思われる衝撃の光景には本当に驚きます。
石川本流の水がなくなったのに対して、もうひとつの梅川を見ると、ちゃんと水をたたえており、下流に向かって流れています。
地図を見ると、石川本流のほかにも分流があるので、そちら側から水が流れているのかと思いました。
本来なら水が邪魔をして足を踏み入れられないような中州を歩きました。この辺りはもう羽曳野市なのかもしれません。
すると、これにも驚きました。下の画像に見える白っぽい筋。そこに川が流れていた痕跡はありますが、やはり水がありません。
あくまでイメージですが、上の画像の丸で囲ったあたりは確実に水が無かったように思われます。
ここもちょうど水たまりのようになっているところがあります。水がここで消滅してしまった。何と不思議な光景?では石川の水はここで蒸発し、さらに北側にある大和川に到達していないのでしょうか?まるで水無川のようになっています。
ここで水無川について調べると地表に水が流れない川のことを差しています。増水時になると地表を水が流れる川なのだとか。
さて梅川側を見ると、興味深い場所を発見。梅川から見て右の石川の中州側から、水が流れているように見える場所がありました。地下に入った石川の水がここから出てきて梅川と合流しているようにも見えないことはありません。
川の水がなくなり、中州をそのまま横断して川の反対側に行っても良かったのですが、そこまで行くと完全に羽曳野市になるので、やめて引き返すことにしました。
途中まで戻ると、画像のように石川本流には水があります。
そのあと、石川に架かる河南橋から先ほど歩いた北側を見ました。この辺りは普通に水をたたえて流れています。ところがよく見るとあるものを発見。
その場所を拡大すると、このような物を発見しました。どうやら水を堰き止めているように見えます。堰き止めて水量を調整しているからその下流側に流れる水が極端に少なくなり、今回見たような川が消滅する現象となっているようです。
ではなぜこのように、堰き止めをしているのでしょうか?
水を堰き止めている理由でわかったことは、何度か取材させていただいている富田林の農家さん。農家さんは農作物を育てるために水が必要ですが、農業用水を水利組合が水を管理しています。こうしてこのように豊富な水が畑に流れていきます。
改めて地図を見ると、石川にはいくつもの堰(赤い丸)があることがわかりました。増水時でないときには堰で水を食い止め、農業用水に使う。そのため、石川の下流部分まで来ると極端に水が減って、今回のような猛暑続きでは消滅することもあり得るんですね。
河南橋から下流の喜志大橋を見てみると、そこにも立派な堰がありました。堰の向こう側は、ダムのように水がいっぱいたまっているのがわかります。
ということで、一見シュールに見えた石川の様子。ただ昨日からしばらく雨模様になったので、状況が変わって川の水が復活しているかもしれません。だとしても7月や8月の猛暑になった時に再び見に行くと、また今回のように水無川のようになっているかもしれませんね。
石川と梅川の合流点
住所:大阪府富田林市西条町
アクセス:近鉄喜志駅からバス 河南町バス停から徒歩25分