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駅から徒歩2分の元大名庭園!カッパの目撃情報もある「須藤公園」って一体…どんなところ?

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こんにちは、ホリデーノートを運営しているotoです。今回は、東京メトロ千代田線「千駄木駅」から徒歩2分の場所にある「須藤公園」へ行ってきました。元大名庭園でありながら、カッパの目撃情報もあるユニークな公園です。

「須藤公園」は加賀藩支藩の大聖寺藩の屋敷跡

現在は文京区の公園として整備されている「須藤公園」。もとは大聖寺藩主・松平備後守の屋敷があった場所です。

明治維新後は、長州出身の政治家・品川弥次郎子爵の邸宅に。その後、明治22年(1889年)に実業家の須藤吉右衛門が買い取り、庭園は大名庭園の趣を残したまま保存されました。

その後、須藤家が東京市(現在の東京都)に寄付したことの厚意から、「須藤公園」と名付けられたそう。

面積は4,824平方メートルと小規模ながら、高低差があり変化が楽しめる公園です。中心に池を配置した池泉回遊式庭園となっています。

「須藤公園」の見どころ

カッパに注意!の看板

須藤公園は趣ある日本庭園の雰囲気が感じられる一方で、なんともユニークなものを見ることができます。それが、「かっぱに注意」の看板。

実際、池にカッパがいる(石でできた小さなカッパの像がある)らしいのですが…筆者が訪れたときは池に浮かぶ葉っぱが多すぎて、カッパの姿を確認することができませんでした。

すぐ近くには「命名 への河童」という謎の石碑も。最近では「へのかっぱ」という言葉を聞かなくなりましたね。

高さ10mの須藤の滝

高低差を活かした園内には、高さ10mの「須藤の滝」があります。水が流れるのは10時〜16時までで、少し遠くから眺める感じになります。

池に浮かぶ中ノ島

池には中ノ島が浮かび、朱色の橋がかけられています。中ノ島には弁財天がお祀りされており、小さな鳥居が建てられています。この鳥居は、須藤吉右衛門が買い取ったあとに建てられたそう。

弁財天のすぐ近くには州浜(すはま)があります。

池そばには立派な藤棚

州浜の写真を見ておわかりのとおり、藤が見頃の4月末〜5月上旬に訪れたら、さぞかし美しいのでしょう…と感じさせる立派な藤棚があります。

高台には四阿(あずまや)がある

園内の高いところには「四阿」があります。2人掛けのベンチがひとつ備わるぐらいの小さな四阿です。

「須藤公園」は緑多く涼しげ

池周辺は直接日差しが当たり暑さを感じますが、それ以外は緑がとても多く涼しさも感じます。滝が流れる場所はとくに涼やか。

風情ある下町「谷根千」へ訪れた際、園内を歩き、大名庭園の面影に浸ってみてはいかがでしょうか。

須藤公園
住所:東京都文京区千駄木3-4
アクセス:東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩2分
公式サイト(外部リンク)

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