【頂上決戦】4社極暖インナーを生地のプロが徹底比較!
4社の人気極暖インナーを徹底比較!
冷え込みが厳しくなってきた季節、各社から極暖インナーが販売されていますが、どの極暖インナーが本当に温かくて使いやすいか悩みませんか?
極暖インナー選びにお悩みのあなたのために、ワークマン、モンベル、GU、ユニクロの4つの最新極暖インナーを徹底比較します。
普段着だけでなく、アウトドアでも使える優れものもご紹介します。
この記事を読むだけで、寒い冬でも快適なインナーが見つかること間違いなしです。
シルエットの違い
GU
GUの「スタイルヒートエクストラクルーネック」はぴったりめのシルエットです。
首回りはクルーネックで、若干広い印象があります。
気温が約9度の屋外でテストしたところ、「スタイルヒートエクストラクルーネック」1枚ではさすがに寒いです。
ただ裏面に起毛加工が施されているため、上にシャツとアウターを着れば問題なく保温力を発揮してくれるでしょう。
素材にはレーヨン素材が入っていて、柔らかな肌触りになっています。
ユニクロ
ユニクロの「ヒートテックウルトラウォームタートルネックT」は、ユニクロのヒートテックシリーズの中でも一番温かいモデルです。
肌触りが良く、裏返すと起毛素材になっており、GUのインナーよりも保温性が高いように感じられます。
レーヨン素材が入っているので上品な光沢感と、きれいなドレープ性があり、トップスとして違和感なく着こなせるんです。
首元は超極暖素材が2重になっているので保温性をアップさせながら、へたりづらくなっています。
冬のコーディネートの主役になる一着です。
ワークマン
ワークマンの「サーモマックスEXTRA+」はトップスとしても使える厚みとデザインです。
身体にしっかり密着してくれるので、動きやすいインナーに仕上がっています。
インナーの素材にはポリプロピレンが使用されていて、裏面は起毛素材になっています。
ポリプロピレンは水を吸わない疎水性の特徴があるため、汗をかいても生地が保水せずドライな肌触りが続くんです。
屋外と暖房の効いた場所を行き来して汗をかくような人でも、蒸れにくく、汗冷えしにくいのが魅力です。
モンベル
モンベルの「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」は、体にジャストフィットする柔らかくて伸びの良い着心地です。
縫い目はすべてフラットシームが採用され、ゴロツキが少なく肌あたり柔らかな設計になっています。
さらに腕部分にはスパイラルカフと呼ばれる独自の縫い方が施され、縫いはじめと縫い終わりが結合しない特徴的な縫製パターンになっているんです。
このスパイラルカフのおかげで袖口がしっかり伸び、100%ポリエステル素材ながら、程よく伸びて身体にフィットします。
素材の違い
GU
GUの「スタイルヒートエクストラクルーネック」の素材は吸湿発熱機能に優れるレーヨン素材が41%も含まれています。
身体から出る湿気を吸って熱に変えてくれる機能があるため、吸湿発熱機能の観点で言うと4つの中で1番高いでしょう。
また木材パルプを原料とするレーヨン素材は、ナイロンやポリエステルに比べると電気抵抗地が低いです。
そのおかげで静電気の発生を抑えてくれます。
冬場にセーターやフリースを脱いだ時にバチっとくる嫌な静電気。
できるだけ静電気を抑えられるインナーが欲しい方にはおすすめです。
ユニクロ
ユニクロの「ヒートテックウルトラウォームタートルネックT」は、吸湿発熱機能が備わっています。
吸湿性の高いレーヨン素材がポイントで、身体から出る湿気を吸って熱に変換してくれるんです。
裏面は起毛も付いているので、通常のヒートテックに比べて2.25倍温かくなっています。
昨年のモデルと今年のモデルでは生地の混率が変わりました。
今年はアクリルの混率が減って、ポリウレタンの混率が増しています。
そのおかげでストレッチ性がアップし、動きやすくなっています。
昨年のモデルはふっくらした生地感になっていましたが、今年のモデルはドレープ性のあるテロンとした質感です。
きれいめな印象が出る生地に変更されています。
ワークマン
ワークマンの「サーモマックスEXTRA+」の糸にはセラミックが練り込まれています。
このセラミックが身体から出る遠赤外線を反射して、インナーの中に留めてくれるんです。
効率的に熱を蓄えてくれるので、保温力が持続します。
さらにHeiQ-pureという抗菌防臭機能も付与されています。
汗をかいてもニオイがしにくく、冬のアクティビティでも快適に着用できるんです。
モンベル
モンベルの「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」は、さすがアウトドアブランドだけあって吸水速乾機能が付いています。
スキーなどのスノースポーツで汗をかいても、すぐに乾いてくれるのでリフト待ちの間の汗冷えを防ぎます。
さらに糸自体に銀イオンを練り込んでいるため、半永久的に持続する抗菌防臭機能も付与されているんです。
素材はボックス構造になっていて、表の糸と裏の糸の間に空気の層ができるような構造になっています。
中の空気が断熱材の役割を果たしてくれるため、インナーの中の暖かい空気を逃がさないようにしているんです。
それぞれの極暖インナー気になる点
GU
GUの「スタイルヒートエクストラクルーネック」は、4つの中で一番薄いです。
そのため保温性は一番低いインナーです。
1,000円を切る値段なので、値段なりの暖かさになっています。
ユニクロ
ユニクロの「ヒートテックウルトラウォームタートルネックT」はトップスとしても使える厚手の素材になっていて、超極暖の名前に恥じない温かさです。
ただGUとユニクロの両方に言えることですが、汗かきの方やストップ&ゴーを繰り返すウインタースポーツでの使用はおすすめできません。
吸湿発熱機能は身体から出る汗や湿気を吸って、熱に変える機能です。
汗をかけばかくほど発熱するため、さらに暑くなってしまうという悪循環になってしまいます。
またレーヨン素材は繊維内に水分を多く含み、速乾性に優れないため汗冷えの原因にもなるんです。
ワークマン
ワークマンの「サーモマックスEXTRA+」は、正直2,000円以下で保温性も高くコスパは高いです。
ですがこちらもスポーツでの使用は注意が必要です。
蓄熱保温性が高いので、身体が熱を発すれば発するほど暑くなります。
汗かきの方や運動での使用で探されている方は、避けた方が良いでしょう。
モンベル
モンベルの「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」は、さすがアウトドアブランドだけあって機能性は高いですし、耐久性も4つの中では高いです。
ですがインナー1枚で6,000円という値段なので、普段着で気軽に着るには手が出しにくい値段です。
普段使い用で極暖インナーを探されている方にとっては、購入をためらう値段になっています。
それぞれの極暖インナーおすすめの人
GU
GUの「スタイルヒートエクストラクルーネック」は、静電気をとにかく抑えたいという方におすすめです。
レーヨン素材の混率が4つの中で一番高いため、電気抵抗地が低く静電気が起きにくいです。
薄手ですが、裏面には起毛も施されているためインナーとして使う分には問題ない保温性があります。
また木材パルプ由来のレーヨン素材が多く使われているため、お肌にも優しいです。
敏感肌の方にもおすすめできる極暖インナーになっています。
ユニクロ
ユニクロの「ヒートテックウルトラウォームタートルネックT」は、普段着でのトップスとしての使用がおすすめです。
3,000円以下でインナーとしてもトップスとしても使えて、上品な光沢とドレープ性があるきれいな見た目です。
素材も厚く、吸湿発熱機能も備わっているので、温かさも申し分ありません。
温かいトップスをお探しの方には、ぜひ試していただきたい一着です。
ワークマン
ワークマンの「サーモマックスEXTRA+」は、普段着での使用もいいですがアウトドアでの使用もおすすめです。
アウトドアブランドの本格保温インナーには手が出しづらいという方にとっては、試しやすい値段と機能になっています。
汗をかくようなスポーツにはおすすめできませんが、キャンプや釣り、バイクなどの発汗量の少ないアウトドアアクティビティでは十分活躍してくれるでしょう。
モンベル
モンベルの「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」は、行動的なあなたにおすすめの極暖インナーです。
吸汗速乾機能があり、他に紹介した3つのインナーと違ってデッドエアで断熱性を高めてくれるため、運動してもオーバーヒートしにくい素材です。
スキーやスノーボードといったストップ&ゴーを繰り返すウインタースポーツで、温かく汗冷えしにくいインナーになっています。
自分に合った極暖インナーで冬を温かく過ごそう!
4社の極暖インナーを徹底比較しました。
それぞれに保温・発熱機能が異なり、素材の厚みも異なっています。
自分の使用用途に合わせて選ぶことで、冬を快適に過ごせますよ。
ピッタリの極暖インナーを見つけて、寒い冬を温かく快適に過ごしてください。
詳細なサイズなどの説明は下記の動画で確認いただけます。