【富士宮市】鬼滅の刃では鬼を寄せ付けない花!高貴な香りに包まれる~静岡県屈指の藤の名所『下之坊』~
『下之坊』は、日蓮正宗の寺院で山号は『大日蓮華山』。
1289年に南条時光により開基され、身延山を離山し身を寄せていた日興により開山されたお寺です。
日蓮正宗発祥の地で、大石寺を『上の御坊』と呼ぶのに対して『下の御坊』と呼ばれるようになったのが名前の所以だそう。
ここ『下之坊』は県内でも屈指の藤の名所ということをご存じでしょうか?
藤の花と言えば、鬼滅の刃で鬼を寄せ付けない花とされ、幻想的に描かれていたのが印象的でした。
藤の花の匂い袋を待っていれば、鬼に襲われないなんてエピソードもありましたね。
駐車場に着くと、いきなり藤棚の歩廊があります。
風に乗って届く藤の高貴な香り。安心できるような甘い香りに誘われて、蜜蜂が飛び回っています。
藤の花は日陰では咲かないと言うくらいですので、日が当たる場所は満開、あまり日の当たらない場所はまだつぼみでした。
全体的に見て5分咲きといった感じでしょうか。
お堂の前の藤は8分咲きくらい。今日は天気が良かったので、富士山をバックに写真に収めることができました。
本日も藤の花を楽しみに沢山の方が訪れていた下之坊。
今週辺り、見頃を迎えるのではないかと思います。
高貴な香りに包まれながら全長約400mある藤棚の歩廊を歩いていたら、自分を守ってくれる魔法のベールに包まれていくような、不思議な気持ちになっていました。
下之坊
住所:富士宮市下条2021付近
アクセス:県道184号線を白糸方面に向かい、右手にある焼きそば豊延さんを右折して約200m
駐車場あり