秋の味覚 食べられるどんぐり『マテバシイ』その特徴と、失敗しない見分け方3選!!
皆さん いつもありがとうございます。kurukoyaです。
秋深まれば、自然の恵みの季節ですね!『どんぐり』もその恵みの一つかと思います。皆さんも食べなくとも恵みの形は様々で、例えば『どんぐりコマ』と称して爪楊枝を挿して軸にして回して遊んだりした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、日本に22種と4亜種ある『どんぐり』のうち数種類は、古くは縄文時代より食用され、石皿と磨石で粉にして、だんごやパンのようにしたりスープのようにして食べていたと考えられており、古来からの天然食材なんですよね!
飽食の時代に生きる私たちにとっては、食用としては一部の方しか馴染みが無いかもしれませんが、野草好きの私としては、いわゆる『シイのみ』を、秋の味覚として毎年楽しみにしており、先日、生育具合を確認してきました。
今年は暑い日が長かったので結実するのかと心配しましたが、よく見ると結実していました!例年に比べ少し遅い結実の様です。
一部、まだまだの果実もありますが、このモコモコした部分が、いわゆる『傘』となり、中の実が大きくなってくる感じです。此処のマテバシイはもう少し先、11月中~下旬くらいが狙い目かな?と言う感じですね。
でも、自然の恵みがもうすぐだと、なんかワクワクしますね。
◆マテバシイの あれこれ&失敗しない見分け方!3選◆
『シイの木』と同じと思われがちですが、ブナ科の木として同じながら、属が異なるので別属の木。シイの木が属するシイ属とは異なるマテバシイ属に分類されます。※傍目にはどちらでも良いかもですが。。。(笑)
でも、属は違えど、マテバシイの実と同じく食べられるんです!
果実は、栗ほどの甘さは無いですが、タンニンをあまり含まないためアク抜きを必要とせず、生でもよし、炒ってもよしで、食用になります。
公園や山の中、どんぐりが地面に落ちていたら、要チェック!
ただし、食べない方が良い『コナラ』『ミズナラ』なども共生していることも多く、間違ってコナラを食べてしまうと...。メチャクチャ苦っ!ってなりますよ!※すぐさま毒になるものはないのでご安心を。
☆そこでマテバシイの見わけ方3選!を共有しますね☆
①どんぐりの形:スーパーマリオの砲弾形。
マテバシイと、よく見かけるコナラのどんぐりを比較すると明らかですが、下の写真の左側の様にコナラは細長い形で表面に明確な縦筋の模様が入っています。
②葉の形:ギザギザは、とりまやめとこ。
マテバシイの葉は、縁が直線的でギザギザがなく肉厚で、柄があり細く楕円形で先は鋭尖な葉様です。葉の表は光沢がありますが裏側は光沢がないのも特徴。
そして、コナラとの葉の比較で一目瞭然!コナラは葉の縁がギザギザとノコギリ状ですので、明確に違いを分けることが出来ます。
私は基本的には、葉がギザギザしたものに生えているどんぐりは食べない様にしています(※中には色んな加工で食べれる様になるどんぐりも、あるらしいですが...)。
③木の幹:凹凸はあれど割と堅くすべらか
私はあまり幹では区別しないので、最後に記載しますが、鱗状でボコボコした様な表皮ではなく、凹凸はありますが割と堅くすべらかな感触です。古くから広く日本の暖地にて風防や防火用として植栽されているという事からも、表面、中身ともに密で硬い木なのだと思います。
以上、見分け方3選をご紹介しましたが、兎にも角にも秋の味覚がもうすぐ採取できるとワクワクしながら、記事を書いてみました!
皆さんも公園などで どんぐりを見かけたら、マテバシイなのか、コナラなのかなど確認してみるのはいかがでしょうか?ご参考になりましたら幸いです。