春日井市高山町にある保護猫カフェ「ねこカフェNew Journey（ニュージャーニー）」をご紹介します。
ここで出会うことが出来る猫たちはみな様々な経緯でやってきた保護猫ばかり。
お店を利用することで保護猫支援もすることができ、新しく家族として迎えたいと考えている方との出会いの場にもなっています。

今回伺ったのは朝宮公園から徒歩数分の場所にある「ねこカフェNew Journey」さんです。

店舗横には広い駐車場もあり、車での訪問も便利なお店です。

New Journeyさんは1階がねこカフェ、2階が保護猫シェルターになっており約80頭の猫たちがここで新しい家族を待っています。
元々保護猫活動をされていたオーナーが個人の力の限界を感じ、お店を立ち上げられたのがきっかけというお話でした。
店名にもある通り、「行き場を失った子たちの新しい旅立ちの場所」として運営されており、在籍している保護猫たちの譲渡もされているのが特徴です。
譲渡実績はなんと800頭にものぼり、これまでに数多くの猫たちがここから新しい家族のもとへと旅立っていきました。

まず入店すると靴を脱ぎ、消毒の後スタッフの方からシステムの案内を受けます。

New Journeyさんは30分税込み880円・ワンドリンク付きとなっており、以降30分毎に＋税込み330円がかかるシステムです。
お部屋に入り消毒を済ませると好きな席を選ぶことが出来るのですが、さぁどの席を選ぼうかな、とお部屋を見回してびっくり。

店内の至る所でたくさんの猫たちが寛いでいました。

まだ小さい子猫から貫禄のある素敵な大人猫さんまで、約50頭ほどの猫たちがお出迎えしてくれました。

今回平日の12時オープンと同時に伺いましたが、ちょうどお昼寝タイムだったようで寝ている子がほとんどでした。
ただ席に着くとすぐに近寄ってきてくれる子もたくさんいて、猫好きとしてはとても嬉しかったです。

荷物はロッカーに入れられるようになっているので、余分な荷物はしまい、身軽な状態で席に着きます。

席に着き、ドリンクの注文をしてから利用時間のスタートです。
ドリンクの種類も豊富で、「ねこのおやつ」も注文できるようになっていました。

カプチーノを注文しましたが、可愛い猫たちに囲まれて飲むドリンクは最高ですね。

今回訪問させていただいて驚いたのがどの子もとても人懐っこいという点です。
New Journeyさんにいる子たちは、9割が保健所からやってきた子たちで、残り1割は地域猫活動などをされている「NPO法人命の応援隊」さんからやってきた子だそうです。
保護猫と暮らしたことがある方ならご存じだと思いますが、すべての子が初めから人に心を許しているわけではありません。
みな様々な経緯があり、その過程で人間不信になっている子や、警戒心が強い子もたくさんいます。

ですがNew Journeyさんにいる子たちはどの子も警戒心を感じさせず、人がいてもとてもリラックスしている様子が見てとれました。
この子たちなら新しいお家に行くことになっても、とてもスムーズに新しいご家族になじめるのではないかなと思います。
それは猫にとっても里親さんにとっても幸せなことだと思います。

オーナーご夫妻やスタッフのみなさんが愛情をもって猫たちと接されていることと、常に多くの方と触れ合う機会が多いねこカフェという場所だからこそ実現できていることだと思いました。

店内には自由に使うことが出来るおもちゃも置いてあり、ライターもたくさんの猫たちに遊んでもらいました。

遊びたい盛りの子猫もたくさんいるので、タイミングが合えばたくさん遊んでくれると思います。
猫と触れ合いたい方は是非活用してみて下さい。

New Journeyさんでは、毎朝1頭1頭すべての猫たちの健康管理をきちんとされているそうです。
これだけの数の猫たちのお世話だけでも大変な事だと思いますが、しっかりと健康管理をされているという点は当たり前のように思えて中々出来ないことだと思います。

猫たちの健康チェックには毎朝2時間ほどかかるというお話でした。
それを欠かさず毎日されているというだけでも本当に信頼できる保護猫シェルター、ねこカフェだと思います。

席には「ねこずかん」なるものも置いてあり、開くと里親さん募集中の猫たちの可愛い写真がまとめられていました。

ここに来た経緯や性格などが記載されているので、気になる子がいたら見てみると面白いと思います。

猫と暮らしたいと考えた時に「保護猫を迎える」という方法があることをもっと多くの方に知っていただけたらと思います。
New Journeyさんはそんな里親希望の方と、新しい家族を待つ保護猫たちの懸け橋となる素晴らしい場所です。

ただ可愛い猫たちと触れ合いたい、カフェでゆっくり過ごしたいというだけでも楽しく利用できる素敵なお店です。
是非興味のある方は気軽に訪れてみて下さいね。

※取材ではねこカフェNewJourney様のご協力により、利用料をご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。