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シングルファーザーを生きる~PTA問題に切り込んだ思い<後編>

吉田大樹労働・子育てジャーナリスト/グリーンパパプロジェクト代表
シングルファーザーとしてPTA会長を4年務めた上田隆樹さん(上田さん提供)

シングルファーザーを生きる 第3回

PTA問題に切り込んだ思い<後編>

シングルファーザーを生きる――。男イコール仕事とみられがちな環境の中で、世のシングルファーザーたちはどう生き抜いてきたのか。各地で奮闘するシングルファーザーにクローズアップし、その実録を伝えていく。

前回に引き続き、北海道・札幌市でえぞ父子ネットを立ち上げた上田隆樹さん(55)へのインタビュー。その後編をお届けする。上田さんは小学校のPTA会長時代、PTA改革を断行した。今回は、おやじネットワークや自らの活動への思いを語ってもらった。

前編はこちら。

シングルファーザーを生きる~PTA問題に切り込んだ思い<前編>https://news.yahoo.co.jp/byline/yoshidahiroki/20200219-00163655/

先生の働き方改革のためにもPTA改革は必要

吉田  校長先生も変わる中で、引き継げる体制を作れるかどうかがカギですね。きっかけとしては上田さんの存在が大きいとは思いますが、それを風土としてつなげていくことが課題ですね。

上田  先生のためにもこの改革は必要だと思います。PTA絡みで精神疾患になる先生も多いと聞きます。PTA担当になったものの保護者との折り合いが悪くて、モンスターペアレントから攻撃されることもあります。自分のブログには、先生からコメントが届くこともありますが、「PTAに退会規定があるだけで救われる」と書き込む方もいます。万が一のときは、先生でも退会できるようにしてもらうことは大事かもしれませんね。自分がいた小学校でも規約を変えた際に先生も退会自由にしましたが、さすがに退会した方は1人も出ませんでしたね。

吉田  先生側の長時間労働やメンタルヘルスの問題もあります。1つひとつを削っていかなければならない中で、おそらくPTA活動に関わることも重荷になることがあるかと思います。学校教育を改革する中で、PTAの改革も合わせて必要になるのだと思います。

上田  そこにエネルギーを使うだけの余力はいまの先生にはないと思います。

吉田  現状では、ボトムアップで改革していくしか方法はないのかなと思います。政府がPTA改革の方針を大胆に打ち出すのも現実問題あまり考えられませんよね。そうすると地域レベルや学校レベルでこういう問題に向き合って突き進んでいかない限り、その先の改革は難しいですよね。

上田  言い方はよくないですが、子どもたちが人質に取られているんです。何かと言うと「子どものため」が出てきてしまう。「PTAの目的は何ですか」という質問に明確な目的を答えられる人はほとんどいません。誰に聞いても、上部団体のどんな偉い人に聞いても、「すべては子どもたちのために」となってしまいます。

 しかし、それは違います。文科省がPTAを設立したときの主目的は何か知ってますか。「先生と保護者が同じ土俵で学び合う」というのが主目的なんです。その結果として、子どもたちに還元するということ。「子どもたちのために」は第2の目的であって、主目的ではありません。だからこそ、PTAは社会教育関係団体なんです。そこをちゃんとわかっている人間があまりにも少ないんです。みんな「子どものため、子どものため」と言うから、親としては拒否できなくなってしまいます。

吉田  PTAの根拠となる規定はどの法律にありますか。

上田  社会教育関係団体と明記されているのは学校教育法第31条※です。あとは、PTAに限らず、組織としては、憲法第21条の結社の自由が該当します。自由に団体を作っていいという結社の自由がある裏には、結社しない自由も保障されているはずです。突き詰めると憲法にはなりますが、明確に各PTAに関して、この法律に違反しているというのはわかりづらくしてあるんです。

※学校教育法第31条 小学校においては、前条第一項の規定による目標の達成に資するよう、教育指導を行うに当たり、児童の体験的な学習活動、特にボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充実に努めるものとする。この場合において、社会教育関係団体その他の関係団体及び関係機関との連携に十分配慮しなければならない。

吉田  いろんな壁があるわけですね。見えない壁が。それが問題としてまず認識されることが大事ですね。たとえ強制加入のままであっても、それが本当は任意加入であるべき、任意加入でなければいけないというのが、問題意識として持てるか持てないか。ある意味それを前提として、事実上の強制加入になってしまうかもしれませんが、そう感じさせないような努力をPTAとしてはしていかなければならないのかもしれませんね。

上田  法律が違法だとかなんとか言っても、いろんな解釈がありますが、「果たして上田さんは何のために改革したんですか?」と問われたら、「親や教師が社会のルールを守っていなかったら、子どもたちに躾も規則も胸を張って教えることができないでしょ」ってことなんです。「子どもたちのために」を言う前に、自分たちの立ち位置をしっかりしましょう。そこをちゃんと踏まえたら、いや、そこさえできていれば、PTAの各活動もあるわけなので、各学校で考えればいいのではないかと思います。まず、お父さんもお母さんも先生方も、みんな守ってるよ、だから子どもたちも社会のルールを守ろうね、という形にしないと、教育現場なんだから、ダメだよという話です。

吉田  1つの問題提起という意味では大事なことだと思いますし、少しでも同じようなことを考えている人がいたら、是非トライしてほしいですよね。

上田  こうしたことに反対するのは、PTA活動に熱心なお母さん方が多いです。一番PTA活動に頑張ってきたお母さんたちが自分たちのやってきたことを否定されたかのように受け取ってしまうんです。「私たちはこんなにPTA頑張ってきたんだよ。それが間違っているのか」と。しかし、パパたちだけで酒を飲みながら、「PTAってこうだから、こうしたいんだ」と話すと、大概の人は賛同してくれます。

ネットワークにつながることが大事

上田隆樹さん(筆者撮影)
上田隆樹さん(筆者撮影)

吉田  PTA以外で地域とのつながりはほとんどなかったんですか。

上田  最初はなかったですね。そこで、自分が関わったのは札幌おやじネットワークです。

吉田  ネットワークはいつ作られたんですか。

上田  2013年です。毎年、おやじの会の全国サミットがあるんですが、九州や愛媛が盛んです。10回目を札幌でどうだという話があって、当時、札幌には束ねているおやじの会のネットワークがなかったので、全国サミットを機に作られたんです。自分がPTA会長時代におやじの会を立ち上げたばかりだったので、全国サミットの話を聞きつけ、自分も参加しました。

 小・中学校のおやじの会は基本的には学校単位で活動をしていますが、おやじの会全国サミットでは、原発事故に遭った福島の子どもたちを呼んで、地元の子どもと一緒に雪中運動会をやったり、2017年2月に300人くらいの子どもを集めて『逃走中』を開催したりしました。ハンターに高校生ボランティアを募って、小学生もお兄ちゃん相手なので俄然盛り上がります。

 札幌おやじネットワーク主催で、洞爺湖で親子キャンプもやりました。愛媛や福岡、京都などから、おやじの会として参加してもらって、30組ほどの参加がありました。逆に、愛媛のおやじの会主催のイベントに札幌からも行きました。全国各地で交流が盛んになってきてます。

吉田  自分が2016年3月に立ち上げたNPO法人グリーンパパプロジェクトでは、都会に住むパパたちが地方との関係性を作って、グリーンに引っ掛けてさまざまな活動をしてます。やりたいことの1つは、子ども同士のつながりを作って、さまざまな関係性を作っていくことです。地域のしがらみのない友達が全国にできることで、子どもの成長にとってもプラスになる面があるじゃないかと思ってます。また、都会のパパにとっても、地方に足を運んでパパ同士で話を聞いたりすることで、それぞれの地域の実情を理解できるようにもなります。

上田  活動の主旨もおやじの会の全国サミットでやっていることに近いかもしれませんね。東京のおやじの会連中も、各地方からおやじの会を集めて、「うちのおやじの会では子どもたちを巻き込んでこんな活動をしています。うまく助成金もらうために、こんな申請をしたら、○○プロジェクトのこんな助成金をもらえました」などの報告会を実施してます。

 「おやじ」連中の強いところは、各方面の職業のおやじが集まっているから、じゃあ印刷はうちの会社でやるとか、ツアー旅行はうちの会社でとか、各方面から知恵を出し合って、企画を組んだときの実行力があるんですよね。

吉田  パパたちのスキルが活かせているんですね。地域社会の問題を解決するために、いろんなパパたちのスキルを使って、解決型の地域課題プロジェクトができるのではないかとも思ってます。

上田  おやじの会は、地域のしがらみがないのも利点です。いまのPTAで親子レクリエーションをやりたいというと、市教委からの許可がなかなか出ないんです。PTA主催のレクリエーションで過去に事故があって、たった一度でも子どもがけがをした事例があると、もう市教委からはGOが出ません。それを機に親子レクリエーションはほとんどなくなりました。子どもたちもちょっとしたケガで学ぶこともあります。例えば、好奇心があると木登りをしたくなります。危険だからダメと一刀両断するのではなく、親が見守る中で、木から落ちたら痛いよね、と経験することも必要です。ただ、それをやらせようと思ったらPTAでは難しい。なので、おやじの会でやります。おやじの会では体験型の親子レクリエーションがメインですね。

吉田  活動資金はどうしてますか。

上田  札幌おやじネットワークはほとんど予算がないので、企画を組んだ段階でいろんな自治体に申請を出したり、文科省などの助成金を活用して、運営しています。あとはスポンサーをつけたり、自分たちで夏祭りなどのイベントに出展してその収益を少し回したりしてます。

 札幌おやじネットワークには30名くらいが所属していますが、みんな小・中学校のおやじの会に入っている方です。こういうところにシングルファーザーも巻き込んでいければと思ってます。

 PTAだろうが、おやじの会だろうが、別段、組織じゃなくても、誰かとつながっておくことが重要です。「こういうときどうしたらいいだろう。困ったな」というときに声がかけられるネットワークがその人にないと、絶対に孤立します。子育てを頑張り過ぎちゃうと、職場で孤立します。残業できない、出張できない。けど、仕事を頑張りすぎちゃうと、学校や地域で孤立をします。どこかのネットワークに普段からつながる必要があります。

吉田  自分自身もシングルファーザーになった時点で、すでにNPOに入って活動をしていたので、相談する人がいたというのは大きいですね。そこが救われたところです。地元の人にもすぐにカミングアウトしたことも大きい。「何か困ったことがあれば言ってね」という一言がとてもありがたかった。自分を助ける手段になりました。

上田  いろんなシングルファーザーと話していると、仕事と子育ての両立が1つの壁だと思います。自分で時間を作っているわけじゃなくて、勤務時間が固定されていて、給料が固定されていて、という生活だと、両立が難しいですね。自分も実践した在宅でできる仕事を望むシングルファーザーが多いです。

妻の死は決して偶然じゃない!

吉田  そのほかに、取り組んでいることなどありますか。

上田  えぞ父子ネットで「おとうさんのたまご焼き」という絵本を作ったんです。その絵本とタイアップした歌も、昔コピーバンドとかで楽器もかじっていたので作れました。えぞ父子ネットで何か名刺代わりのものがないかと思って、思いついたんです。絵は、イラストレーターのはらだじゅんいちさんの描き下ろしです。直談判で頼みました。商業販売はしていませんが、サイトhttps://otousannotamagoyaki.jimdo.com/)から読むことができます。

吉田  どういった思いで作られたんですか。

上田  シングルファーザーが困るのは、遠足とかイベントのときのお弁当なんです。普段の料理は多少が下手でもお惣菜やレトルト商品でごまかせます。けど、お弁当に自信がないパパが多い。たまご焼きが自信を持って作れるようになると、おかずコーナーが半分埋まります。「料理どれくらいやっているの?たまご焼き作れるかい?」って必ず聞くんです。作れるパパはワンステップクリアしてますね。だからとりあえず、シングルファーザーになったら、「短時間でパパって苦もなくたまご焼きを作れるようになろう」って意味を込めて作った作品です。シングルファーザーを見つけたら「たまご焼き」だけでも頑張ろうって伝えるんです。

うんこ弁当(上田さん提供)
うんこ弁当(上田さん提供)
オムおじさん弁当(上田さん提供)
オムおじさん弁当(上田さん提供)

 娘が幼稚園のときは毎日キャラ弁を作ってました。そのキャラ弁も他のお母さんに比べられたら勝てないので、オリジナルの「きもキャラ」の弁当を作ってました(笑)。NHKの「サラメシ」にも取り上げられたんですよ。

吉田  娘さんと2人暮らしですが、娘さんとの関係で悩まれたことはありますか。

上田  初潮が始まったときは、どうすればいいのか悩みましたね。体験がないので、経験で話せませんからね。学校の保健の授業で教えてくれていたので、生理用品も学校で試供品をもらって対応できました。赤飯も炊きましたよ。一般のパパより密度が濃いので乗り越えられました。

吉田  振り返ってシングルファーザーとして、いまどういう思いですか。

上田  不謹慎かもしれないですが、感謝してるんです。経験できないことだらけ。多くの場合、子どもの初めてを見ることができるのはママなんです。パパは話を聞くだけ。シングルファーザーになると、子どもの初めてをすべて自分がみることができます。教育方針も夫婦間で意見が合わなかったら、どちらかと言ったら最後はママの意見が通る場合が多いかと思います。子どものすべての決定権が自分にあって、子どものすべてをみることができたという意味では、こういう環境じゃなければできないことでした。よくも悪くも。

吉田  確かにそうやって考えていかないと、もったいない面もあると思うんです。もちろん辛いことはいろんな場面であると思いますが、けど、うちに籠ってうつうつとしたところで、決して解決できるものでもない。けど、誰かしらとつながっていることで、次の道って生まれていくと思います。自分自身の力だけだと打開できないことが、つながりの中で打開できるようになることもあります。1つでも経験できると、なんとかやっていけるんだなって気持ちになるだけでも違うと思います。それができないと、仕事もうまくいかず、場合によっては貧困状態になって生活保護になってしまうこともあると思います。ちょっとでも歯車を前に進められるきっかけづくりをしてあげられるといいんじゃないかと思ってます。社会がいろんなつながりの中で救ってあげられるといいんですが、最終的には自分が動かない限り変わりません。小さな一歩でもいいから自分の力で歩ませてあげるだけでも、自信になっていくんじゃないかと思います。自分自身もまだまだ家計が不安定ですが、だからと言って無理しすぎるわけにもいきません。貯蓄ができるまでは稼げないけど、なんとか日々を前に動かせるだけは稼いでいけてる。いろんなつながりがあることで仕事が降ってきたりして、「あ~もうダメかも」と思ったときに、そういう手を差し伸べてくれる存在が本当にありがたいですね。

上田  それも偶然じゃないと思うんです。自分も世の中には偶然はないと思うことの連続でした。自分の波動に共鳴する人と出会うと共鳴して盛り上がるし、自分とまったく周波数の違う波長の人は、反発しちゃうんだと思います。だから会った瞬間に、まだ一言もしゃべってないのに嫌いな人っているじゃないですか。それはしゃべる前に情報を出し合っているんじゃないかと思います。馬が合うとか波長が合うとか。

 自分が頑張って、苦労して苦労して考えていると、何年も会っていない人から、急に電話が来たり、メールが来たり、自分がこの人を求めていたときに、そういう人に出会うことができます。反対に後ろ向きな波長の人とは出会うことがありません。自分から情報を出していないと巡り合わないんだなと実感してます。

 以前はものすごい失敗をするとめちゃめちゃ落ち込むこともありましたが、その失敗があったからこそ頑張れている自分がいるんだったら、その失敗は意味があったんだと思えるようになりました。喧嘩別れした人もいましたが、そのおかげで「なにくそ!」っと思えて頑張れたんだから、そのときの自分にとって意味がある人だったんだと思うわけで。そう考えると、意味のないことは起きないなって思います。全部に意味があって、ただ、その意味の答えが「いまはわからない」。出会いだとか起こっていることも最後の答えはもっと先なんだと思えば、別に辛くないんですよね。いまは大変でも。この大変の答えがなんだろうなと思いながらやっていけば、何年後かには答えが出ます。

子どもの覚悟が前を向くきっかけに

吉田  そういう気持ちになれたのは、いつくらいからですか。

上田  突然シングルファーザーになって、困った困った。明日からどうすれば。明日仕事に行けるわけないし、明日から幼稚園に子どもが行けるわけないし、火葬場に行く手続きさえ知らない。だけど、パニックから1週間が経ったら、物事を片付けていくたびに、いろんな人が「オレ、それやってやるよ」っていう人が現れたり、その手続きは案外簡単だったりして解決するじゃないですか。一歩でもいいから前に足を出していると、片付くんだなと。まさに「死ぬこと以外はかすり傷」です。確かにそうだなと思います。「これで前に進めるな」って思いました。

吉田  自分が悲しみのどん底に落ちている、そういう瞬間ってなかったですか。

上田  いやいや泣く暇もなかったですね。夕方に救急隊に運ばれて、遺体が家に帰ってきたら、事件の有無を確認するので警察が家に上がり込むんです。夜中の2時3時まで現場検証です。他殺かどうかを調べるんです。その段階では泣くこともできません。

 次の日に稚内から自分の親が来て、妻の両親も次の日の昼くらいに来ました。まだ4歳の娘がお母さんに手紙を書いたんです。「おかあさんへ もえもがんばるからしんぱいしなくていいよ」っていう内容です。仏様のところに持っていって置いたんです。その文面を見た自分以外の家族はみんな号泣です。けど自分は、その手紙を見た瞬間に「オレは泣けない。オレ泣いてたらダメだ」って思ってしまいました。この子がこんだけ覚悟をしているんだから、おやじが泣いてどうするんだと。4歳の娘がその手紙を書いて、気合が入りました。

吉田  逆にそれがスイッチになったんですね。

上田  この子を絶対に守らなければダメと思ったんです。こいつは1日で自分の立場がわかって自分として何をしなければならないのかに気づいたのかなと思いました。娘は霊安室で少し泣きましたが、それ以来泣いたのを見てないですね。これから頑張らなきゃいけないと瞬時に悟ったのかもしれません。心理的におかしくなっていたらもっと子育ても大変だったかもしれませんが、次の日にその手紙を書いて、1週間後には自分から幼稚園に行きたいと言ってくれました。そこですべて救われた感じです。子どもがそこまで決意して前向きになっているのに、「お前が後ろを向いてどうするんだ!」って話ですよね。子ども以上に前を向かないといけないのに、すべて娘に救われてますね。

上田さん(写真左)と筆者(筆者提供)
上田さん(写真左)と筆者(筆者提供)

(了)

労働・子育てジャーナリスト/グリーンパパプロジェクト代表

1977年7月東京生まれ。2003年3月日本大学大学院法学研究科修士課程修了(政治学修士)。労働専門誌の記者を経て、12年7月から2年間ファザーリング・ジャパン代表。これまで内閣府「子ども・子育て会議」委員、厚労省「イクメンプロジェクト推進委員会」委員を歴任。現在、内閣官房「「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針」に関する有識者懇談会」委員、厚生労働省「子どもの預かりサービスの在り方に関する専門委員会」委員、東京都「子供・子育て会議」委員などを務める。3児のシングルファーザーで、小・中・高のPTA会長を経験し、現在は鴻巣市PTA連合会会長。著書「パパの働き方が社会を変える!」(労働調査会)。

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