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最大20,000円分もらえる!押さえておきたいマイナポイントのもらい方と注意点

横川楓日本金融教育推進協会代表/やさしいお金の専門家/金融教育家
マイナポイント事業ポータルサイト

2020年9月1日から、マイナンバーカードを持っている人を対象とした、マイナポイント事業が始まりました。

当初は最大5,000円分のマイナポイントがもらえる制度だったところ、今年2022年6月30日からは第2弾として、さらに15,000円分のポイントがもらえる制度がスタート。

そもそもマイナポイントとはどういうものか、最大20,000円分のポイントをもらうためにはどうすればよいのかを解説していきます。

◎マイナポイント事業って?

マイナポイント事業とは、マイナンバーカードを使って事前に申込と予約をすることで、

  1. 申込時に選んだ特定のキャッシュレス決済サービスを使ってチャージや買い物をする
  2. マイナンバーカードの健康保険証利用申し込みをする
  3. 公金受取口座の登録をする

ことで、最大20,000円分のポイントがもらえるという制度です。

マイナポイント事業ポータルサイト
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◎申込方法は?

1.まずはマイナンバーカードを用意

マイナポイントをもらうためにまず必要なのは、マイナンバーカードです。

マイナンバーカードの取得方法についてはのちほどご説明しますが、マイナンバーカードは申請から交付まで、1か月ほどかかるとされているので、まだもっていないという方はマイナポイントの恩恵を受けるためにも、お早めの申請をしましょう。

2.予約・申込時に必要なのは?

マイナンバーカードを手元に用意したら、次はマイナポイントの予約と申込をします。

ここで必要なのは、マイナンバーカードの申請時or受取時に設定した「数字4桁」のパスワードです。

これを忘れてしまっていると、窓口へ再設定にいかなければならないので注意してください。

また、Suicaやエポスカード、三井住友カードなどをはじめ、利用する決済サービスによってはマイナポイントの予約・申込をする前に、決済サービス側の事前登録が必要な場合もあります。

事前登録が必要なサービスはこちらをご確認下さい。

そして、マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン、もしくはパソコンとマイナンバーカードを読み取れるICカードリーダーが必要となります。

※対応のスマートフォンやパソコンを準備できないという人も、安心してください。詳しくは後述しますが、もしも対応のスマートフォンやパソコンを持っていない場合でもマイナポイントの手続は可能です。

マイナポイント事業ポータルサイト
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3.予約・申込へ

上記がすべて準備でき次第、実際にマイナポイントの予約・申込をすることなります。基本的にはページの指示通りに進むことで簡単に手続が可能です。

・Android/iPhoneの場合

AndroidであればGoogle Play、iPhoneであればApp Storeで「マイナポイント」アプリをインストールし、アプリ上から手続をします。

対応機種はAndroidはAQUOS、Xperia、Galaxyなど、iPhoneはiPhone7以降のものとなっています。 

詳しい対応機種についてはこちらをご確認下さい。

数字4桁のパスワードの入力を3回間違えるとロックされてしまい、解除するためには市区町村の窓口へいくこととなるので注意してください。

・パソコンの場合

「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールし、ICカードリーダーでマイナンバーカードを読み取り、マイナポイント予約・申込サイトにて手続を行います。

対応ICカードリーダーについてはこちらをご確認下さい。

数字4桁のパスワードの入力を3回間違えるとロックされてしまい、解除するためには市区町村の窓口へいくこととなるので注意してください。

・その他

市区町村の窓口や郵便局、コンビニ、スーパー、ヤマダ電機、ビックカメラ、auショップなどの手続きスポットでも申し込みが可能です。

お近くの手続きスポットは、こちらから検索ができます。

マイナポイント事業ポータルサイト
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◎最大20,000円分もらうには?

①チャージや買い物で5,000円分

マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントの申込み後、20,000円までのチャージまたはお買い物をすると、利用金額の25%のマイナポイント(上限5,000円分)を受け取ることができます。

※マイナポイント第1弾に申し込んだ人は対象外。

②マイナンバーカードの健康保険証利用申し込みで7,500円

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう申込み、マイナポイントの申込みをすると7,500円分のマイナポイントを受け取ることができます。

マイナポイントの申込をまだしていない場合は、マイナポイントの申込と同時に健康保険証利用申し込みが可能です。

③公金受取口座の登録で7,500円

口座情報の記載や通帳の写し等の添付をしなくても、給付金を迅速に受け取ることができる公金受取口座として、お持ちの預貯金口座をマイナポータル上で登録すると、7,500円分のマイナポイントをもらうことができます。

マイナンバーカードを2022年9月末までに申込、マイナポイントの申込みを2023年2月末までにした方が対象となります。

◎勘違いしがちな注意点

・マイナンバーカードが必要なのは予約・申込時のみ

マイナンバーカードでポイントをもらうというと、マイナンバーカードを常に持ち歩かないといけないのではないかと心配な人もいるのではないでしょうか。 

マイナポイント事業でマイナンバーカードは必要なのは、マイナポイントの予約・申込時のみです。

 

買い物のたびに提示する必要はないので、安心してください。

・自宅以外でも申込ができる

さきほどもご説明した通り、マイナポイントの予約・申込をするにあたり、対応するスマートフォンやパソコンを持っていない場合、市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなど、「マイナポイント手続スポット」での予約・申込が可能です。

 

マイナポイント手続スポット目印 マイナポイント事業ポータルサイト
マイナポイント手続スポット目印 マイナポイント事業ポータルサイト

・もらえるのはマイナポイントじゃない

「マイナポイント」という名前がついていますが、「マイナポイント」としてポイントが付与されるではありません。

付与されるのは申込時に自分が選んだ決済サービスのポイントです。

各種クレジットカードや交通系IC、QRコード決済が対象となっており、普段使っているサービスを登録することで、そのサービスのポイントをもらうことができます。

対象決済サービスはこちら

・選べる決済サービスは1つのみ

マイナポイント事業でポイントをもらうために予約・申込ができる決済サービスは1つだけとなっています。

申込をするのは、期間中にポイント還元の上限金額である20,000円に達するであろう普段から使っている決済サービスにしましょう。

◎マイナンバーカードの取得方法

最後にマイナンバーカードをまだ持っていないけどポイントがほしいという方のために、マイナンバーカードの取得方法をおさらいしていきます。

通知カードと同封されていた交付申請書があるという方は、

1.スマートフォンでの申請

2.パソコンでの申請

3.郵送での申請

4.マイナポイント手続きスポット

が可能です。

特に、1、2、3はオンライン申請サイトや端末上で写真のアップロードもでき、すぐに申請ができるので簡単です。

郵送の場合は通知カードと同封されていた交付申請書に記入して送付することで申請が可能です。

また、交付申請書をなくしてしまった場合は窓口で申請をするか、交付申請書をダウンロードして郵送での申請をすることもできます。

申請手順 個人番号カード申請サイト
申請手順 個人番号カード申請サイト

上記の方法で申請をしたのち、約1か月程度で申請をした市区町村からはがきの交付通知書が届くので、交付通知書、通知カード、本人確認書類をもって、交付通知書に記載された交付場所までマイナンバーカードを受け取りに行きましょう。

マイナンバーカードの受け取りの際に設定したパスワードは、マイナポイントの予約・申込でも必要ですし、その後も何かの手続の際にずっと使うことになるので、忘れずに何かにメモするようにしてくださいね!

事前に予約・申込という手間はありますが、マイナンバーカードがあれば、手続をするだけで普段使っている決済サービスのポイントが、通常のポイントに加えて最大20,000円分ももらえるマイナポイント事業。

20,000円って、とても大きいですし、もらえるものはもらっておくに越したことはありません。

マイナポイント事業ポータルサイト
マイナポイント事業ポータルサイト

マイナンバーカードの取得には、1か月かかるとされています。

まだマイナンバーカードを持っていないという方はマイナポイントの期間に間に合うようにまずはマイナンバーカードの取得から、もう持っているという方はすぐにマイナポイントの予約・申込をして、最大20,000円分お得にゲットしちゃいましょう!

日本金融教育推進協会代表/やさしいお金の専門家/金融教育家

経営学修士(MBA)、AFPなどを取得し、お金の専門家/金融教育家として活動。「誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーにお金の知識を啓蒙、金融教育の普及に尽力している。1990年生まれ。明治大学法学部卒。経営学修士(MBA)、AFPなどを取得し、現在はやさしいお金の専門家/金融教育活動家として活動。「誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーにお金の知識を啓蒙、金融教育普及に尽力している。2022年1月には一般社団法人金融教育推進協会を設立、代表理事となる。子供向けからお父さん向けまで、雑誌、WEB、新聞等の連載多数。著書『ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)。

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