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今週後半から気温が下がる 今やるべき衣替え7つのポイント

矢野きくの家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士
(写真:イメージマート)

各気象予報では、今週後半から全国的に気温がグッと下がると予報されています。そうなると家事としては気になるのが、衣替え。先週金曜日(9月30日)放送のTBS系(CBC)「ゴゴスマ」でも、「今週末が狙い目!衣替え」として筆者も専門家として衣替えのポイントをご紹介いたしました。しかしこの週末を逃してしまった人も多いことと思います。今回は今からやる衣替えのポイントをご紹介します。

1・厚手の布団を出して干す

衣替えというと、衣類ばかり気になりがちですが、今週後半から旧に寒くなるので、布団も厚手のものが必要です。夏の間、しまいこんでいた布団は場合によっては湿っぽくなっていたり、ダニがいたりする可能性もあります。天気が良い日を狙って、天日干しをしましょう。日中不在で天日干しができないご家庭では、日当たりのいい窓際に、椅子などを使って干すだけでも感想させることができます。

冬物の布団は天日干ししておく(筆者撮影)
冬物の布団は天日干ししておく(筆者撮影)

2・カーデガンなど重ね着できるものだけでも出しておく

すぐに大々的な衣替えができない場合は、カーデガンなど重ね着できるものだけでも出しておきましょう。事前に出しておかないと、いざ着ようとしたときにシワだらけということもありえますので、予め用意しておくことが大切です。

3・出してきた衣類にシワがよっていたら

出してきた衣類にシワがよっていたら、ハンガーにかけ霧吹きで少し多めに水をかけて風通しの良い場所に干しておくと、シワがのびます。防虫剤のニオイが取れない場合も同じ方法で試してください。

浴室に干せるようになっている場合は、お風呂から上がったら蓋を少しだけ開けておき、一晩その上にシワがよった衣類を吊るしておくことでも、シワやニオイを取ることができます。その場合は浴室の換気扇は止めておいてください。

4・衣替えは晴天の日にやる

大々的な衣替えは晴れた日にやりましょう。湿度が高い日にやると、しまう衣類も湿気を含んだ状態で衣装ケースに入れるようになり、カビが発生する原因にもなりかねません。

5・しまう夏物、とくに白いものは漬け置きしてから

衣替えでしまうものは、全てを洗濯してからしまうようにします。一見、汚れていないように見えても皮脂や汗がついていて、時間の経過とともに黄ばみとなって出てきてしまいます。とくに白い衣類は、酸素系漂白剤に漬け置きしてから洗濯するようにしましょう。

6・洗えないものは拭き洗い

夏物のサンダルや帽子も洗わないとシミやカビの発生の原因になります。しかし革製品や型崩れしそうなもので、簡単には自宅で洗えないというものもあるでしょう。その場合は、洗濯用洗剤を水で10~20倍に薄めたものにタオルを浸し、軽く絞ってから拭き洗いをします。

その後にきれいな水をタオルに浸し軽く絞ったもので、すすぎ拭きをしてください。洗剤が残らないように数回繰り返してすすぎ拭きするようにしましょう。すすぎ拭きが済んだら風通しの良いところに影干しするか、扇風機の風を当てたり、ドライヤーの冷風を当てて乾かすようにします。

7・しまう衣類は詰め込みすぎない

シーズンオフの衣類をしまうとき、詰め込みすぎないことも大切です。詰め込みすぎてしまうと型崩れやシワの原因になるだけでなく、風通しが悪くなりカビが発生する原因にもなりかねません。衣類の収納はクローゼットに掛ける場合も、衣装ケースに入れる場合も8割の量で抑えることがポイントです。

今週後半に急激に寒くなってから、慌てなくても済むように、ぜひ早めに取り組んでみてください。

家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士

家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、コラム連載などで活動。働く人向けの時短家事術、シニア層への家事改革などをアドバイス。「防災士」の資格を持ち家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち、食品ロス削減をテーマにした講演も定評がある。100円ショップや業務用スーパーでのお得な買い物術の紹介や、便利グッズの開発にも携わる。【テレビ出演】NHKごごナマ(準レギュラー)・日本テレビミヤネ屋・TBSテレビはなまるマーケット・フジテレビ笑っていいとも他。【連載実績】HONDA・東芝・イオン等企業のオウンドメディアや、日経新聞・時事通信 他。【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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