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言い訳、自己正当化、ごまかし、言い逃れ:人はこうして逃げる

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ)(写真:アフロ)

■言い訳、自己正当化、ごまかし、言い逃れ

言い訳、自己正当化、ごまかし、言い逃れ、弁解 、弁明、釈明、申し開き、自己弁護、理屈づけ、屁理屈。人は様々なことを言います。

人間、失敗はあります。間違いはあります。悪いことだって、してしまうことはあります。ずいぶん悪いことをする人もいます。ほとんどの人は、何とかごまかそうとします。小さな子供から、りっぱな大人から、かなりの有名人、ずいぶん偉い人、容疑者の供述まで。基本は同じです。

人はどのようにして言い逃れるのでしょうか。何とかこの危機を乗り越えるために、あの手この手、あの言い訳、この言い逃れを考えなくてはいけません。

一方、どうにかして逃げよう、ごまかそうと思っている人を逃がさず、追い詰めなければなりません。どちらにしても、人はどのような口実を作って言い逃れるのかを知ることは、強い武器になります。今回は、その全てをご紹介しましょう。ごまかされないために。良い人間関係のために。

このページは、様々な言い訳、バラエティに富んだ正当化の方法、ごまかし、言い逃れの一覧表、小さな百科事典です。

■1言い訳百科

悪いこと、間違ったこと、ルール違反、非難されるべきことをしてしまったことは認めます。もうその行為、事実は認めるしかありません。でも、人は行為自体は認めたうえで、様々な言い訳を行います。

まずは、様々ある言い訳のなかの一つ、意図の否定です。

1)意図の否定

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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