エンジェルスで昨年プレーした選手は10球団以上に散らばる。ドジャース入団も大谷翔平だけでなく…
昨年、ロサンゼルス・エンジェルスでプレーした選手は、66人を数えた。エンジェルスがリリースしたシーズン・サマリーによると、2022年と並ぶ球団最多だという。60人以上のシーズンは4度目。2018年の60人と2021年の64人に、2022年と2023年の66人だ。ここ3年は、新記録、新記録、最多タイとなっている。
66人のうち、半数近い29人は、現在、エンジェルスに在籍していない。この人数は、2023年のシーズン中にエンジェルスを去った選手も含んでいる。
FAとなり、ロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドルの契約を交わした大谷翔平をはじめ、現時点で他球団に在籍している選手は、16人が見つかった。
11球団中、アトランタ・ブレーブスは3人、ボルティモア・オリオールズとボストン・レッドソックス、ドジャースは2人ずつだ。
クリス・オーキーは、今月初旬にドジャースとマイナーリーグ契約を交わした。2023年のメジャーリーグ出場は5月の2試合しかなく、2打席で2三振だが、その1試合目はスタメンマスクをかぶり、大谷とバッテリーを組んだ。
ただ、今年、大谷はマウンドには上がらない。オーキーが大谷とともにプレーできるかどうかも、わからない。ドジャースには2人の捕手、ウィル・スミスとオースティン・バーンズが揃う。さらに、トップ・プロスペクトのディエゴ・カターヤもいる。カターヤは、2023年にAAで93試合に出場し、19本のホームランを打った。
一方、大谷、ルーカス・ジオリト(レッドソックス)、ハンター・レンフロー(カンザスシティ・ロイヤルズ)、レイナルド・ロペス(ブレーブス)の4人は、怪我に見舞われない限り、間違いなく開幕ロースターに入るはずだ。ロペスは、ブルペンではなく、ローテーションの一角を占めるかもしれない。他には、ジェイコブ・ウェブ(オリオールズ)とクリス・デベンスキー(タンパベイ・レイズ)も、ブルペンの一員として開幕を迎える可能性は高そうだ。
デビッド・フレッチャー(ブレーブス)については、こちらで書いた。
◆「ブレーブスに新たな内野手が加わり、前エンジェルスのフレッチャーが開幕ロースターに入る可能性は…」
また、球団は決まっていないものの、ジオ・アーシェラは、メジャーリーグ契約を得て、開幕ロースターに名を連ねるのではないだろうか。内野4ポジションを守る準レギュラーか控え、あるいは三塁手のマット・チャップマンを逃した球団の「プランB」になり得る。
ランダール・グリチック、マイク・ムスタカス、エデュアルド・エスコバー、C.J.クロンの4人は、エンジェルスでプレーする前にシーズン30本塁打以上を記録したことがあるが、メジャーリーグ契約は難しいかもしれない。2021年にエンジェルスで29本塁打のジャレッド・ウォルシュも、彼らと同様だと思われる。
なお、上の写真の3人のうち、ブランドン・ドゥルーリーは、現在もエンジェルスに在籍している。