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あの大物カップルの「破局」は、別の大物に「予言」されていた。通算本塁打は2人合わせて1158本

宇根夏樹ベースボール・ライター
アレックス・ロドリゲス(左)とジェニファー・ロペス(写真:Splash/アフロ)

 先日、アレックス・ロドリゲスとジェニファー・ロペスが破局を迎えたというニュースが流れた。TMZ、ページ・シックス、ピープルに、CNNなどもそう報じた。A-RodとJ-Loは、直後に破局を否定する声明を出したが、どうやら、順風満帆というわけではないようだ。

 彼らの結婚式は、新型コロナウイルスのパンデミックにより、2度延期された。また、2人はニューヨーク・メッツの買収に乗り出したものの、成功しなかった。

 実は、この「破局」を「予言」していた人物がいる。ホゼ・カンセコは1月半ばに「アレックス・ロドリゲスとジェニファー・ロペスは今年別れて、アレックス・ロドリゲスはフィットネス・モデルと交際するだろう」とツイートしていた。

 カンセコのこれまでの言動からすると、根拠があってのツイートとは思えないものの、カンセコとA-Rodには、いくつかの共通点が存在する。通算本塁打は696本と462本なので200本以上違うが、どちらも40-40を達成している。カンセコは1988年に42本塁打と40盗塁、A-Rodは1998年に42本塁打と46盗塁を記録した。他にメジャーリーグで40-40を達成したのは、1996年のバリー・ボンズ(42本塁打/40盗塁)と2006年のアルフォンソ・ソリアーノ(46本塁打/41盗塁)しかいない。ちなみに、読売ジャイアンツのエリック・テームズは、2015年に47本塁打と40盗塁を記録し、韓国プロ野球初の達成者となった。

 カンセコとA-Rodは、ステロイド・ユーザーでもある。カンセコは「Juiced」と題した著書で、自身と他の選手の薬物使用について書いた。A-Rodはバイオジェネシス・スキャンダルに関連し、1年間の出場停止処分を科された。真偽は不明ながら、カンセコは2冊目の著書「Vindicated」において、ステロイドのディーラーをA-Rodに紹介したと記している。

 また、カンセコはA-Rodについて「俺の妻と寝ようとした」とも書いている。この2人は、マドンナと交際していたことも共通する。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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