いつも「何かが足りない」と探し物をしている私、なぜ?

写真はイメージです。(写真:IngramPublishing/イメージマート)

「子どものころから何かしようと思っても何かが足りなくてできない。大人になってもそう。自分はいつも必要なものが足りない」。そんなふうに感じていないでしょうか? いつも“探し物”をしているあなたのための対策です。

<相談ケース>

専門的な資格を取り企業で課長職をしている30代のAさん。後輩の女性たちから見ればうらやましいようなキャリアなのですが、自分ではまったく満足しておらず逆に自分は恵まれていないと感じているそうです。子どものころなりたかった職業は「容姿が伴っていない」とあきらめて、自立できるように資格を取りました。資格を取ったら気持ちが晴れるかと考えましたが、もっといい資格を持っている人もいて面白くないのです。ならば、と頑張って管理職になりましたが、なったらなったでかなり忙しく、その割には給料がいまひとつ。転職も考えましたが、新型コロナウイルス感染拡大で転職は難しい時期。後輩や同級生が結婚して幸せそうな様子を見聞きすると、自分は恋人もいないのが不幸に思えてしまうのです。結婚したら幸せになるのだろうかと考えたりします。いつも自分は条件がよくない、頑張っても何かが足りなくて探し物をしている感じがするのです。

<解決へのヒント>

いつも「何かが足りない」と感じている人、「自分が幸せになれないのは○○が足りないから」と考えている人がいます。幸せになったりいい気分で過ごしたりするには必要な条件があると考えているのです。その条件を整えるため不足しているものを手に入れようと頑張ります。しかし実際に手に入れても満足できない、という悪循環に陥ります。

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心療内科医として、また産業医として、日々さまざまな相談を受けています。「ノーと言えない」「自信が持てない」「人と比べて落ち込む」「自分らしさがわからない」「嫌な上司がいる」「部下との関わり方が難しい」…寄せられた相談を1問ずつ解説して、気持ちよく生きるヒントをお伝えします。また仕事と家庭の両立、若さを失う不安など、女性男性に共通する悩みのほか日本社会特有の男性の悩み、女性の悩みも解説します。

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東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(~2017年)。2008-2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。2013年より日本医科大学医学教育センター特任教授。2018年昭和女子大学特命教授。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(~2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌など歌う。医師となり中止していたジャズライブを近年再開。

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