損な役回りから脱却する3つのステップ

写真はイメージです。(写真:baking/イメージマート)

<相談ケース>

30代のAさんは広告関連企業の事務職です。業務は各部署の進行状況の確認と連絡などですが、終業間際に業務の連絡が入るとなぜかAさんが引き受けて対応することになってしまうのです。スタッフは数人いて同列で仕事をしているのですが、この時間の業務はAさんが対応するという法則が何となくできているように感じて嫌だと言います。家庭がある女性が多かったり家が遠かったりするスタッフもいるので何となく引き受けているうちにこうなってしまったようです。

40代のBさんは半年前から、パートで働く近所の友達から頼まれてお子さんを週2回預かり、自分の子どもと一緒に遊ばせたりしています。最初は決まった時間内とのことで軽い気持ちで預かったのですが、最近お迎えが遅くなりがちで困っています。一度遅くなるという連絡に「いいですよ」と言ってからずるずる時間が延びて、夕食時間近くまで待つこともあります。多少遅くなっても平気と思われているようでどうしたらいいかと困惑しています。

<解決へのヒント>

これらのケースのように損な役回りになってしまう人は、その役割を担うのが当然だというようなイメージで見られていることが多いのです。この人には頼んでも断られることはない、別の人に頼んで断られたら自分が不快な思いをするだけだし、ということで「頼みやすい人」「言いやすい人」に頼む、そして依存する、ということになります。まずはこのイメージを変えることが必要です。

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心療内科医として、また産業医として、日々さまざまな相談を受けています。「ノーと言えない」「自信が持てない」「人と比べて落ち込む」「自分らしさがわからない」「嫌な上司がいる」「部下との関わり方が難しい」…寄せられた相談を1問ずつ解説して、気持ちよく生きるヒントをお伝えします。また仕事と家庭の両立、若さを失う不安など、女性男性に共通する悩みのほか日本社会特有の男性の悩み、女性の悩みも解説します。

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東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(~2017年)。2008-2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。2013年より日本医科大学医学教育センター特任教授。2018年昭和女子大学特命教授。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(~2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌など歌う。医師となり中止していたジャズライブを近年再開。

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