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小島瑠璃子さんの結婚に学ぶ「3つの婚活トレンド」

植草美幸結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸
(写真:Motoo Naka/アフロ)

タレントの小島瑠璃子さん(29歳)が今年3月に極秘入籍していたことが話題になっています。気になるお相手は、現在27歳でサウナ事業などを手掛ける若手経営者の北村功太さんと報じられています。

そんな小島瑠璃子さんのご結婚には3つの注目ポイントがあり、まさに婚活トレンドを反映しています。順に挙げていきましょう。

■20代で若くして結婚+第二のチャレンジへ

まず、ご結婚の年齢とタイミングです。

小島さんは昨年8月に自身のSNSで「中国留学での活動を見据え、来年から中国の大学に留学します」と発表し、徐々にお仕事をセーブしていらっしゃいました。メディアでは、2月から中国に滞在する予定が世界情勢から延期し、入学は今年9月以降になる……と報じられていましたが、実は2月に所属事務所を退社、3月にご結婚をされていたそうです。

10代から芸能活動をし、自分のタイミングで芸能活動にひと区切りを付け、第二のチャレンジを切る。そのタイミングを、29歳という旬な年齢に持ってこられました。

令和元年調べの日本の平均初婚年齢は、夫 31.2歳・妻 29.6歳ですから、小島瑠璃子さんは、ど真ん中の結婚適齢期。ちなみに、夫である北村さんは平均よりも4歳若い年齢です。

世の中は晩婚化していると言われますが、平均初婚年齢は全世代を含めた平均ですので、20代で早々にご結婚される方々がかなり多くいらっしゃいます。それは家庭を持つことで生活や精神を安定させ、仕事でもより一層の飛躍を目指すためです。

夫の北村さんは中国でのビジネスも手掛けられているということで、まさに渡りに船。目標を共有できる戦友のような存在を得たと推測できます。

結婚して引退……というと昭和の寿退社を連想しますが、実際は第二のチャレンジへ移行されるという前向きなスタート。20代という若いうちにひと仕事を成し遂げたお2人が、知恵と労力を合わせて人生を動かそうとする挑戦をぜひ応援したいと思います。

■1~2歳の姉さん女房は近年増加傾向

続いて、年齢差に注目します。小島さんにとって、夫の北村さんは2歳年下にあたります。女性が社会進出したことで近年増えているのが、女性が年上の結婚です。

2021年発表の厚生労働省の調査「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率」によれば、最新データ(2017年)では、妻年上が24%、夫年上が55%、同じ歳が21%という内訳です。妻が年上は少数派ではありますが、1970年のデータでは妻年上はたった10%。47年間で約2.5倍になっています。また、2017年の妻年上の24%のうち、1~2歳年上は14.4%と最も多い年齢差です。

結婚相談所でも、年下男性と結婚する女性は、夫に支えてもらおう、寄りかかろうとするのではなく、ひとりよりふたり、一緒に家庭を運営しようと考える、しっかりした方が多いです。

■ITベンチャー企業の社長は若者の憧れの的

また、最近は、女優・モデル・女性アナウンサーなど華やかな人気職業の女性がITベンチャー企業の社長と結婚する事例が増えてきました。

その理由はずばり、世の中の産業が変わって「1億円プレーヤー」の職業が変わってきていることにあります。30歳前後で1億円プレーヤーになり、若くしてご結婚を決断される方もいらっしゃいます。

ホワイトカラー・ブルーカラーという呼び方がありますが、ITベンチャー企業の社長は、ノーネクタイ、ノーカラー。Tシャツ姿で大きなビジネスを動かす人たちが、女性や若い人たちの憧れの存在になってきていることの表れです。

実際、婚活現場でも、外資系コンサルやITベンチャー企業の社長の人気は高まっている印象です。昔から“お医者様”の人気はダントツに高いのですが、今後は変わってくるかもしれません。

とはいえ、保守的な婚活女性は「経営なんて不安定なのでは?」と恐れおののくケース

もあります。実際、起業家・経営者という稼業は浮き沈みがあり、創業から10年で9割の会社が廃業するというデータもあります。

ですから起業家・経営者の結婚にはマッチングが重要で、「新しいアイディアをぜひ形にするべき! 私には何ができる?」と思ってくれるような、度胸と好奇心のあるパートナーであれば、お互いWIN-WINの関係になれるでしょう。

小島瑠璃子さんは、教育・情報番組のコメンテーター等で聡明な一面がある一方、マンガ・スポーツ観戦・ダイビングなど多趣味なこと、恋愛体質で意外と肉食系であることも知られていました。彼女のようにアクティブで好奇心旺盛な女、若き起業家と相性抜群と言えるでしょう。

【まとめ】結婚も仕事もプライベートも、もっとワガママに

経営者男性のお話を聞いていると、「独立して安定するまでの数年は結婚しない」と自身で決めてしまう人が少なくありません。「まだ事業がうまくいくかわからないから結婚どころじゃない」「結婚するなら成功してから……」と考えるようです。

しかし、時は金なり、その分歳をとります。婚活アドバイザーとしてお伝えしたいのは、共働き時代となり男女ともに、結婚と仕事はどちらかひとつを選ばなければいけないものではないということ。チャレンジを考えているとき、よい相手と出会うことで知恵がわき、励みになることもあります。

ぜひ結婚も仕事もプライベートもすべて掴むつもりで、もっとワガママに突き進んでいただきたいと思います。それは周囲の事情や都合を考えずに自分勝手にということではなく、自分の気持ちに向き合って素直になるということです。

昨今は、「何事でも大事なのは、相手に合わせること」「相手の言うことを立てておけば間違いない」と勘違いしたり、遠慮をしすぎる人が少なくないようですが、自己主張しなさすぎると理想の未来は手にできません。ぜひ思い当たる方は、自身の理想について、一度考えてみてください。

結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸

千葉県出身。青山学院大学卒業。結婚相談所マリーミー代表、恋愛・婚活アドバイザー。1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培ったコーディネート力を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。以後10年以上にわたり年間約1,000組の恋愛・結婚に対するアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を記録している。『結婚の技術』『婚活リベンジ!』など、著書は計14冊。メディア出演の他、地方自治体をはじめとした講演依頼も多数。(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

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