現在、小室さんは約350人もの弁護士を抱えるという、ニューヨークの大手法律事務所『Lowenstein Sandler(ローウェンスタイン サンドラー)』に勤務している。今の肩書はロークラーク(法務事務)だが、司法試験の合格が確定すれば、上司の弁護士を補佐する、アソシエイトに昇格する。

 そうなると補佐的な役割ではあるものの、弁護士と同等の仕事を任せられるが、同時に命じられたリサーチやファイルの作成などに忙殺され、ほとんどプライベートな時間を持てなくなるという。

■眞子さまと小室さんの新婚生活は?

 前回、就労ビザに関してお話を伺った、20年以上もカリフォルニア州弁護士として第一線で活躍する日本人弁護士に、小室さんが直面するであろう仕事環境について聞いてみた。

「弁護士は競争が激しく、特にニューヨーク等の大都市では高給取りではあるけれども、弱肉強食の世界。さらに大手事務所では勤務時間が非常に長く、新人弁護士は週に90時間もの長時間労働をさせられても、使えないと判断されれば1年でポイという場合もあります。特に新米の頃は同僚同士の競争もあって生存競争が激しいので、眞子さまはお部屋で一人きりの時間を過ごすことが多くなるのではないかと心配です」

 せっかく望まれていた小室さんとの新婚生活も、仕事の多忙さゆえに孤独を感じることになるのは、精神的に良いはずがない。

 ましてや、右も左もわからない大都会ニューヨークである。スーパーに買い物に行く経験さえない眞子さまにとって、毎日が戸惑いとストレスに襲われることだろう。

 現地、または日本のマスコミやパパラッチに追いかけられるかもしれない。そんな時、頼れるのは小室さんしかいないのだ。

 一方、就職した法律事務所は、小室さんが“眞子さまの夫”という、はっきりとしたメリットも承知していることだろう。例えば、アッパークラスのパーティに、小室さんが眞子さまを同伴すれば、他の出席者から「日本のプリンセスがいらっしゃった」と、間違いなく注目を集めるはずだ。

 そこに集っているのは、政財界を代表するエスタブリッシュメントばかりだ。中には有名な芸能人やスポーツ選手など、本物のセレブリティもいるかもしれない。

 そんな紳士淑女たちは、こぞって眞子さまとの厚誼を深めたいと近づいてくるはずだ。そうなれば、弁護士として恰好の営業機会となる。

「小室さんが勤務する事務所は、企業法務が中心で、いわばホワイトカラー的な業務をかなりやっています。当然、眞子さまの伴侶が、あの事務所に入っているという噂はすぐに広まりますから、パーティで眞子さまに会えば光栄に思う人も少なくないでしょう。それが案件の依頼や顧問契約につながることもあると思います。事務所のほうでも、箔がつくということで、もしかしたらそれを前面に出すかもしれません」

 これは推測の域を出ない穿った見方だと分かってはいるが、普通のロースクール卒業生を雇用するのとは違う、事務所側の戦略も隠されているのではないかと勘ぐってしまう。

 眞子さまの存在は、ニューヨークの社交界の華として、瞬く間に話題の中心にのぼっていくことだろう。眞子さまもまた、小室さんのために役立つならと、内助の功を発揮されるかもしれない。

 多忙な日々とパーティの夜が、お二人に幸せをもたらしてくれるのなら、これほど結構なことはないだろう。しかし、果たしてすべてが上手くいく、未来予想図の通りになるとは限らない。

■眞子さまの複雑性PTSDと慣れないNY生活

 眞子さまは「複雑性PTSD」を発症され、特定の言葉に対して非常にナーバスになられていると聞く。皇室という国民の敬意や崇拝の対象であった日本国内での守られた生活から一変する、ニューヨークの慣れない生活は環境が違いすぎて、やはりいささかの懸念が残る。

 小室さんの弁護士としての日々も、まさに戦いの連続だ。

「事務所内の弁護士の競争に負けて追い出されたら、次の所を見つけなければなりません。法律事務所で最初の2~3年を生き残っても、ずっとアソシエイト弁護士(弁護士の補佐)のままではいられません。次はパートナー弁護士として認められなければならず、次の競争が待っています。パートナー弁護士になる競争に敗れたら、また出ていかなければなりません」

 熾烈な競争は果てしなく続くのだ。当然、アソシエイトからジュニア・パートナー、シニア・パートナーと昇格する度に年収は上がり、億単位の収入を得ることも可能だが、永遠に気を抜くことはできない。

「アメリカはシビアな国なので、自分で動かないと何もしてくれません。終身雇用でもないので、黙っていたら踏みつけられていく。雇う側も、解雇する場合は会社や依頼人の秘密を持っていかれると困るので、多少の給与の補償はするとしても準備期間を与えずに突然クビにするほど、大変な業界なのです」

 ただし、希望もおおいにあると言う。

「事務所を出ることになったとしても、弁護士資格が失われるわけではありません。その場合、顔なじみ同士で事務所を設立するという手もあり、自分のみで独立するという選択肢もあります。もし独立すれば営業もしなければなりませんが、自分のペースで仕事ができる分、プライベートな時間は増えると思います」

 厳しい環境に身を置く小室さんではあるが、彼の人生の選択が、眞子さまの心にこれ以上のご負担をかけないでほしいと多くの国民は願っている。

前編:https://news.yahoo.co.jp/byline/tsugenoriko/20211012-00262576