49歳。仕事が週末休みでないことが婚活をしない言い訳になっていました~おみおじリポート(78)~

川崎大師にて。大学進学以来、東京都内で一人暮らしをしている男性です。(本人提供)

性格や職業は違ってもいい。でも、感性と人間観は結婚相手と共有したい

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 真面目に働いて自活している朗らかな独身男性と接触する機会があると、「恋人はいるんですか。結婚に興味はありますか」と聞いてしまいます。余計なお世話だ、という反応ならばすぐに話題を変えますが、「興味はありますが相手がいません」という返事だったら本当にお世話モードに切り替わりますよ。我がオネットにお誘いするのです。

 介護福祉士の小川貴志さん(仮名、49歳)は、僕が2年ほど前から続けている有料ウェブマガジンの読者。記事で紹介したお店を客として訪問することを趣味のようにしている奇特な人です。

「大宮さんの記事は毎週楽しみに拝読しています。波乱に富んだ生き方をされている素敵な方の記事もあって刺激を受けられるからです。人生は私が思い込んでいるようなものばかりではないのだと感じています」

 訥々とした話し方で嬉しい感想を言ってくれる小川さん。マチコ先生が素早く反応しました。

「オネットは大宮さんの読者が集まるサークルみたいなものです。小川さんと同じような感性を持つ女性と出会いやすいと思います」

 なるほど。結婚相手とは性格や職業が違ってもいいけれど、感性や人間観のようなものは似ていたほうが人生を共有しやすいですよね。その意味では、本連載を楽しく読んでくれているあなたが小川さんと同世代の独身女性だとしたら、もしかすると「いいご縁」なのかもしれません。

夜勤専門として3つの介護施設を掛け持ち。趣味にもお金を使える生活をしたい

「介護の仕事に就いてから20年以上が経ちます。きっかけは中学生時代です。実家には闘病中の祖父がいたのですが、自力でトイレに行くことはできませんでした。祖父と二人で留守番をしていた私が戸惑いながら介助したら、『ありがとう』と泣きながら言ってくれたのです。今でも記憶に染み付いている出来事で、高齢者の方と会話したりお世話したりすることは私にとっては自然なことになりました」

 小川さんの勤務先は、認知症の高齢者が入居しているグループホーム。大変なことがあっても、「自分の思い通りにはならない。なるようになるさ」という気持ちで仕事と向き合うようにしているそうです。人事を尽くして天命を待つ、というプロフェッショナルの心境なのだと思います。

「利用者の方に八つ当たりなどはもちろんしません。私はお金をいただいてお世話させていただいているからです」

 小川さんにはリフレッシュできる趣味もあります。食べ歩き、国内旅行、プロ野球観戦、です。その一環で、僕のウェブマガジンで紹介した飲食店にも訪れてくれているのですね。

「趣味にもある程度はお金が使える生活をしたいので、仕事は夜勤専門で3つのホームを掛け持ちで働いています。夜勤手当がつくので月20回ぐらいの勤務で35万~40万円ほどの収入です。常に人手不足なので、ありがたいことに出勤は自由に入れられています。利用者の方が多い土日は出勤することが多いのですが、旅行などでまとめて休みたいときはあらかじめ希望日を出しておけば大丈夫です」

 高齢者のお世話をしたいという気持ちが大切なのは当然ですが、ゆとりを持った生活をすることも大切ですよね。介護業界の給与水準は高くはないので、小川さんは掛け持ちの「夜勤専門」になって必要な収入と休暇取得の自由を確保しています。

小川さんの自作料理。納豆たらこスパゲッティとほうれん草の胡麻和え。「勤務中の遅い夕食です」(本人提供)
小川さんの自作料理。納豆たらこスパゲッティとほうれん草の胡麻和え。「勤務中の遅い夕食です」(本人提供)

謙虚でおとなしめな方と、お互いに尊重し合える穏やかな家庭を築きたい

 ただし、この働き方が職場以外の女性との出会いを少なくし、小川さんを恋愛や結婚から遠ざけていたのも事実のようです。

「週末に必ず休みが取れるわけではありません。それが婚活をしない理由にもなっていました。お見合いやデートなどで日程を合わせにくく、相手に申し訳ないと思っているからです。大宮さんに声をかけていただかなければずっと何もしなかったかもしれません……」

 そんな小川さんに「理想の結婚相手」を聞いたところ、良くも悪くも予想通りの答えが返ってきました。

「同僚である介護士や看護師の女性は自己主張が強いタイプが多いので、プライベートでは常に怒っているような方とのお付き合いは避けたいと思っています。謙虚でおとなしめな方を希望させてください。お互いに束縛なく尊重し合える穏やかな家庭を築きたいと考えています」

 ちなみに、職場で「いいな」と感じる女性は既婚者であることが多いとのこと。小川さん、彼女たちは幸せな結婚生活によって気持ちに余裕が出ているだけかもしれませんよ。介護業界の独身女性は性格がキツい、などと決めつけてしまうのはもったいないと思います。この点はマチコ先生が言葉を添えました。

「小川さんは恋愛は少しご無沙汰なんですよね。今日からアンテナを立てるようにすれば、職場でもいい方が見つかるかもしれません。女性は職業を問わず強いものです。その強い女性が思わずスキを見せてしまうような男性になれると、出会いの幅はグンっと広がりますよ。小川さん、今日からスイッチを入れる感じで臨んでください!」

これからお付き合いして一緒に暮らすとしたら、同世代か少し年上の女性がいい

 わかりました、と素直に答えてくれる小川さん。その他の面では「条件」などは皆無に等しいのも素晴らしいと思います。

「これからお付き合いして一緒に暮らすとしたら、同世代か少し年上の方がいいですね。見た目の希望はありません。かなりボーイッシュな雰囲気の女性でも私は大丈夫です。シングルマザーの方もウェルカムですが、その場合は、子どもに懐いてもらえるような人間にならなければなりませんね」

 肝心の働き方ですが、共働きであれば日勤に変えることも可能なようです。「別の地域の介護施設に転職することもやぶさかではありません」と言い切る小川さん。柔軟性があるなあ。我ながらいい男性を「発掘」したと感じています。

 女性に比べると男性は結婚に消極的というか慎重な人が多いですよね。「いつか結婚したい」とボンヤリとは思いながらも、自分からは動かない。受け身というよりもむしろ自然体なのかもしれません。かつての時代であれば、周囲がいろいろお世話して結婚が決まるケースが大半だったからです。今後も、マチコ先生と一緒に小川さんのような「掘り出し物」を発掘していきたいと思っています。

太宰府天満宮にて。183センチ90キロという堂々たる体格の小川さん。相撲と野球の経験があります。(本人提供)
太宰府天満宮にて。183センチ90キロという堂々たる体格の小川さん。相撲と野球の経験があります。(本人提供)

※文中の受けオネット会員は仮名です。小川さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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