仕事のすべてが楽しい。在外研究の予定もあります

※2021年9月10日追記。飯田さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

「私はおっとりした話し方と外見、おとなしめの立ち振る舞いのせいで、ふわふわした従順な女性だと思われがちです。最初から見た目が個性的だったり快活な性格だったりするほうが、ミスマッチは起こりにくいんだろうなと思いますが……」

 こんな悩みを明かしてくれるのは関西地方で大学教員をしている飯田晴香さん(仮名、38歳)。現在、大学で正規の研究職(パーマネント)に就くのは難しくなっています。飯田さんは大学院で博士課程を取得してから「比較的順調に」就職できたそうですが、客観的に見るといわゆるバリキャリですね。本人もキャリアを手放すつもりはありません。

「仕事はすべてが楽しいです。調査をしているときも論文を書いているときも、自分の知っていることはピンポイントに過ぎないことを思い知らされます。そして、未知の世界をどんどん探究できるのです。学生たちとの対話からも日々学ばせてもらっています」

 飯田さんは研究のためにいずれ日本を離れる可能性もあります。大学を離れるからこそ時間を作れるし、ご縁がある人とは遠距離でも絆を深められる、と飯田さんは主張。な、なるほど。

「余った野菜は干して乾物にすることもあります。裁量労働制なので、授業や会議の予定が入っていないときはどこで何をしていても自由です」(本人提供)
「余った野菜は干して乾物にすることもあります。裁量労働制なので、授業や会議の予定が入っていないときはどこで何をしていても自由です」(本人提供)

家事を女性だけに任せない男性と一緒に人生を歩みたい

 かつての日本社会であれば、飯田さんのような女性は20代前半までに同級生などと結婚するのが王道でした。高学歴・高職歴であるほど、婚活の場で敬遠される傾向があるからです。30代半ばを過ぎると状況はさらに厳しくなります。

 でも、僕とマチコ先生は社会が少し変わってきているように感じています。きっかけは中西直樹さん(仮名、39歳)との出会いでした。お洒落で知的な中西さんですが、自分自身は仕事に「やりがい」など求めず、洗濯や楽器演奏に喜びを見出しています。そして、同世代との穏やかな結婚生活を望んでいるのです。中西さんはまだ真剣交際には至っていませんが、40代のキャリア女性から人気を博しています。

 いま、中西さんのような男性は増えているのではないでしょうか。一般的な婚活市場ではモテにくいタイプの男性ですが、オネット読者の女性からは「面白そう」と思われているようです。飯田さんとの相性もいいかもしれません。飯田さんが重視しているのは「夫唱婦随」ではない結婚生活だからです。

「食事は99%自炊をしています。手に入る範囲で無農薬の野菜を買って、慣れたレシピで料理をする日々です。健康的な食生活はできていると思っています。でも、こんなことをアピールして、家事を女性だけに任せたい男性に評価されても困ります」

 飯田さん、過去の男性関係でよっぽど嫌なことがあったのでしょうか。一方で、一人っ子の飯田さんは家族がほしいという気持ちも強いようです。

「自分のことを好きでいてくれる人と一緒に人生を歩めるのは素敵なことだろうな、と思うからです。ケンカをしたとしても継続できるような関係はやはり家族ならではですよね。私には今のところ親しかいませんが、結婚をしたら尊重し合ってそんな関係を作っていきたいと思っています」

理論的な意見じゃなくても「はいはい」と受け入れることができますか?

 ここまで真剣な表情で飯田さんの話を聞いていたマチコ先生が口を開きました。まず、「男性から受け入れられやすい外見や雰囲気は婚活において有利」であることを指摘しました。飯田さんが「従順な女性だと誤解されやすくて困る」と感じている点はむしろメリットなのです。

「アラフォーの結婚はパッと見では決まりませんが、第一印象で男性の気持ちを高めるのはとても重要です。それがないと男性は勢いを得られません」

 マチコ先生によれば、「中身が強いのは女性はみな同じ」。飯田さんは特例ではありません。問題は、その強さをどこでどのように出すのか、です。

「自分のことを好きでいてくれる人と一緒に暮せるのは素敵なことですよね。それは確かに結婚の醍醐味です。でも、それはお互いの意見が食い違ってもなんとかやっていく歴史から育っていく感情ではないでしょうか。男女の間では理屈では通じないような感情的なものも言い合うことになります。そのときに自分が少し譲れるかどうか。『はいはい』と聞いてあげられるかどうかが重要だと思います」

 これは「男尊女卑」とか「ジェンダーの不平等」とは関係のない話です。僕は男性ですが、仕事で疲れてイライラしている配偶者から無茶なことを言われることがたまにあります。もちろん、その逆も少なくありません。いちいちぶつかっていたら大変なので、「理不尽だなあ」と思いながらも受け流していると、なんとなくお互いに謝って反省したり。それが結婚生活の心構えと言えるのかもしれません。

「はい。私も少し意識してみます」

 僕たちの意見に素直な返事をしてくれた飯田さん。その調子です! オープンマインドでお見合いをして、良き結婚生活に入りましょう。

徒歩圏内に低い山があり、休日に気が向くと一人でハイキング。「結婚して引っ越したとしても近くに山があると嬉しいです」(本人提供)
徒歩圏内に低い山があり、休日に気が向くと一人でハイキング。「結婚して引っ越したとしても近くに山があると嬉しいです」(本人提供)

※文中のオネット会員は仮名です。飯田さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。