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メール審査、面談&助言、お見合い調整…。婚活アプリに負たくない!~お見合いおじさん活動月報(26)~

大宮冬洋フリーライター
婚活は大変ですが、お世話をする側も熱い血の通った人間です。イラスト:つぼいひろき

 自分も楽しくて他人の役にも立てる趣味がほしいと思ったのです。恋バナと会食が大好きな僕が見つけたのが、お見合いおじさん活動:略称おみおじ。自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる活動です。

 僕は友人でもあるイラストレーターのつぼい氏と組んで、2014年の春からおみおじを楽しんでいます(今までの活動レポートはこちらこちら)。僕の人脈をオネット(大宮ネットワーク)、つぼいさんの人脈はツヴォイと称して、男女それぞれ4人の会員に良さそうな独身者を紹介しているのです。最近は、婚活講師のマチコ先生にも仲間に入ってもらっています。

 僕たちのおみおじによって結婚した人は今のところ1人のみ。でも、まだ独身の会員からも感謝されていますよ。友人知人のお墨付きの独身異性と出会えることって、年齢を重ねるごとに少なくなっていくからです。おみおじで恋愛感度を向上させ、別の場所で見つけた相手と結ばれた「卒業生」は過去4人います。「私は婚活に向いていないことがわかった」と去って行った人は5人もいますが、それもまた有意義な自己発見ですよね。

 結婚願望がある独身男女に優しくお節介する! 愛すべき隣人の婚活を結婚相談所やネットだけに任せておかない! 全国に広まってほしい「おみおじ」の実例をリポートします。

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月5人×12カ月=60人。2019年のおみおじ活動予定です

 昨年末に公開したオネットメンバー8名とのお見合い募集記事(こちらこちら。募集は終了しています)に想定以上の問い合わせメールがありました。まさかこんなにたくさんの人が応募してくれるとは……。嬉しい悲鳴を上げているところです。

 男女合わせて60人強で締め切らせてもらいましたが、すぐにお見合いを組むわけにはいきません。僕たちは熱い血が流れた人間ですからね。そこらへんの婚活アプリとは違うんです。きちんとした文章で応募メールを書いて送ってくれた人だけに連絡をして、30分ほどかけて顔を合わせた面談をし、少しアドバイス(服装や心構えなど)をしてからお見合いを組むようにしています。

 面談でもお見合いセッティングでもマチコ先生が大活躍をしていますが、ボランティアの僕たちでは月平均5人ぐらいが限界です。全員との面談が終わるのは単純計算で1年後になってしまいます。そうこうしている間にオネットメンバーの半分ぐらいが成婚退会し、彼らとは結ばれなかったけれど有望な応募者に声をかけて新たなメンバーになってもらう――。そんなサイクルが生まれたら楽しいなと思っています。

 ボランティアとはいえ月5件も面談とお見合いセッティングをするなんて、中小規模の結婚相談所と同じではないでしょうか。はっきり言って大変ですよ。日程調整だけでもメールのやりとりが何往復か必要です。面談では短時間でできるだけ多くの情報を引き出さなければなりませんし、上述のようにアドバイスをすることもあります。

 お見合いの日程調整にもメールのやりとりが不可欠です。場所も指定してあげて、お見合い後は次のデートをお勧めして調整するなどのフォローもしているんですよ。賢くて親切なマチコ先生がいなかったら実行不可能だったでしょう。

結婚相談所運営はとても大変。だからこそ、「ひいき」される人になろう

 短期間ですが結婚相談所体験をしてみてわかったことがあります。赤の他人のお見合いをセッティングするのはとても気を遣うし、腹が立つことも少なくないのです。面談やお見合いをドタキャンされるのは論外ですが、せっかくお見合いを実行しても「相手のしぐさが気になる」みたいな微細な注文をつけられたりします。優しいマチコ先生が本人たちに寄り添った対応してくれているのですが「そんなことはどうでもいいので、とりあえず3か月ぐらい交際してみて!」と乱暴なアドバイスを僕は言いたくなります。もったいつけている間にどんどん時間が過ぎていくだけですからね。

 なんだか愚痴で終わってしまいそうです。今回お伝えしたいのは、「結婚相談所の運営は真面目にやればやるほど大変。お金のためだけではとても続かない」ということ。どんな仕事も同じかもしれませんが、金銭的な報酬はモチベーションの半分ぐらいで、残りの半分は「サービスした相手に喜んでもらいたい」「自分ができることをやって社会に貢献したい」という気持ちで構成されています。だから、できるだけサービス側に「ひいき」されるように立ち振る舞って、プラスアルファのサービスを引き出すことが得策なのです。

 約束はちゃんと守る、感謝の言葉を口にする、卑屈さや傲慢さは抑えて面倒くさいことはできるだけ言わない。いずれも大人として当たり前のことですね。でも、ちゃんとできる人は意外と少ないのです。だからこそ、実行すればひいきしてもらえるし、出会いの機会も増えるし、お見合い相手からも好印象を持たれやすくなります。これ、ホントですよ!

(僕とつぼいさん以外の登場人物は仮名です)

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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大宮冬洋が自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる、お見合いおじさん活動「オネット」(大宮ネットワーク)の舞台裏をご紹介。オネット会員の匿名のプロフィールやお見合いの様子、成婚&退会者インタビューのほか、チームメンバーの婚活講師マチコ先生による婚活必勝アドバイスもお届けします。また、本連載の購読者は無料オプションとして、会員とのお見合いを希望することもできます。

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