妻から浮気を疑われて48歳で離婚。女友だちは多いけれど浮気はしてません(「スナック大宮」問答集25)

7年間でのべ2000人と飲み交わしてきたスナック大宮のこぼれニュースコラムです

スナック大宮」と称する読者交流飲み会を東京・西荻窪、愛知・蒲郡、大阪・天満のいずれかで毎月開催している。2011年の初秋から始めて、すでに100回を超えた。お客さん(読者)の主要層は30代40代の独身男女。毎回20人前後を迎えて一緒に楽しく飲んでいる。本連載「中年の星屑たち」を読んでくれている人も多く、賛否の意見を直接に聞けておしゃべりできるのが嬉しい。

 初対面の緊張がほぐれて酔いが回ると、仕事や人間関係について突っ込んだ話になることが多い。現代の日本社会を生きている社会人の肌からにじみ出たような生々しい質問もある。口下手な筆者は飲みの席で即答することはできない。この場でゆっくり考えて回答したい。

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「48歳にして離婚しました。長年連れ添った妻から浮気を疑われたのが原因です。私は女友だちが多いほうですが、浮気は一度もしていません。夫婦って何だろうと思ってしまいます。離婚当初は、もう結婚なんてまっぴら!でしたが、時間が経つと『一人は楽だけど寂しい』とか『人と話したい』と思う気持ちも出てきました」(50歳の独身男性)

 海外旅行好きで独身生活を謳歌していた30代後半の女友だちが結婚をした。相手は、6年ぶりによりを戻した元恋人。地方と東京との遠距離別居婚だという。

 結婚の理由を聞くと、「40歳までに一度は結婚してみたかった。長続きするかはわからない」との答え。夫とは月に数日顔を合わせるぐらいの関係がちょうど良いらしい。

 筆者も地方在住なので都会に比べると「世間体」の圧力は強いことがわかる。特に、祖父母の代から地方で暮らしている人は、親戚や幼馴染の親などから「どうして結婚しないの? いい人はいないの?」といった露骨な質問を受けやすい。だから、「一度は結婚をする」ことにはそれだけで意味があるのだ。

 二度目の結婚からは、「一度は結婚をしなくちゃ」という義務感のようなものからは自由になれる。相手との相性を重視して、一緒にいて居心地が良い人を選び、相手からも選ばれるようになるかもしれない。もしくは、「自分には結婚は要らない」と痛感し、独身のままで過ごす道を選ぶこともできる。周囲からの「一度は結婚したら」プレッシャーも当然ながら消えている。

 冒頭の話を聞かせてくれた男性にあえて厳しいことを言うと、元奥さんは一度の浮気を疑ったわけではないと思う。夫が「女友だちが多い」ことにずっと疎外感を覚えていたのかもしれないし、他の点で不満が蓄積していた可能性もある。いずれにしても、彼との結婚生活は賞味期限が過ぎていたのだ。

 希望もある。50歳にして、不倫相手ではない女友だちがいる男性は希少価値だからだ。彼は権威主義でも男尊女卑でもなく、親切で、不潔でなく、対等に話しやすい雰囲気の男性なのだろう。ならば財力やステータスが高くなくても、再び結婚することは十分に可能だ。

 結婚をしなくてもいい。性別や年齢を問わずに様々な人とほどよく仲良くしながら、公的な制度も活用すれば、心身の健康を維持しながら楽しく老いていくことは可能だと思う。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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