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【9月のテック】iPhone 11とApple Watch Series 5の読み解き方

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
iPhone 11を核とした2019年のスマホ戦略と革新の変質とは?

Appleは9月10日にiPhone 11シリーズ、Apple Watch Series 5を発表し、9月20日に発売しました。

今回目を引くのはApple Watch Series 5で、新しいケース素材であるチタンモデルの登場や真っ白なセラミックモデルの復活、そして常時点灯ディスプレイの採用などの新しい対応が光ります。こうした真新しいモデルを中心に、深刻な品薄状態が作り出されています。

一方iPhone 11シリーズは、モデル全体のリブランディング、すなわちこれまで廉価版として用意されていたiPhone XRの光景となる液晶モデルのiPhone 11を基本のモデルとし、昨年より更に50ドル価格を引き下げました。一方で2017年のiPhone X以降、ハイエンドモデルとして君臨してきた有機ELモデル群をiPhone 11「Pro」という上級モデルと位置づけ直しています。

このあたりの戦略性も含めて、どのように読み解いていけば良いのか、ふりかえります。

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  1. リブランディングのゴール

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ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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