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第21エンド「男子カーリング世界選手権始まる。SC軽井沢クラブ、平昌五輪出場確定なるか!?」

竹田聡一郎スポーツライター
会場となるNorthlands Coliseumで前日に行われる公式練習を終えた

カナダはアルバータ州・エドモントンで現地時間の4月1日から、カーリング男子世界選手権「Ford World Men's Curling Championship 2017」が開幕する。

来年の平昌五輪の出場権がかかったこの大会だが、昨大会4位という好成績を残した日本代表のSC軽井沢クラブは今回、中位以上、あるいは下位でも出場権を獲得できるというポジションにいる。おそらくラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)が終了予定の6日木曜日(現地)には正式決定するだろうが、当の選手は決して楽観視はしていない。

「強い相手ばかりで楽に勝てる試合なんてない」(スキップ/両角友佑)

「最低限の目標ではあるが、そこ(五輪出場)だけを目指しているわけではない」(サード/清水徹郎)

「狙うのは昨年(4位)以上、メダルです」(セカンド/山口剛史)

「『6位でも(五輪に)出られるからいいや』なんて思っていると、絶対に勝てない」(リード/両角公佑)

それぞれが出発前にそう語ったように、世界トップを睨み今大会に挑む。

チームは3月20日から現地入りし、時差ボケを解消しつつ、エドモントン近郊のカーリングクラブで調整を続けた。特にスキップの両角友は連日、100投を超える“特投げ”でピークを持ってきた。30日には会場を下見し、31日には公式練習でアイスに乗って会場の雰囲気と氷の状態を確認。会場はホッケーなどで使用されていた収容1万人をゆうに超える大箱だが、「アリーナは好きですし、アイスの上に立って『いよいよ始まるな』と実感している」(両角友)、「こういうところでカーリングできるのは幸せ」(清水)、「早く試合をしたい」(山口)とモチベーションも上がってきたようだ。

また、五輪決定がかかっていることもあって国営放送も本気だ。現地に大量のクルーを送り込んで日本戦全試合、完全ライブで中継する。

特設HPには選手のプロフィールや、インタビュー動画などもアップされていて、けっこう楽しい。例えば、ぐっさんこと山口剛史の「好きな食べ物/納豆、ラムネ、プロテイン」とかもなんだかリアルで不気味だ。

98年長野五輪以来20年ぶり、開催国枠以外では初めての、ある意味では初の五輪出場。そのためにはまず、初戦のイタリア戦をしっかり勝ち切らないといけない。

「初戦でドローや曲がりをしっかり掴めたら、スムーズに大会に入れるので、まずは1投目に集中したい」(両角公)

放送はBS1で、日本時間の2日(日)朝4:55からだ。

日本カーリング界の歴史が変わる瞬間に向けて、僕も現地から引き続きレポートするので、そちらもよろしければよろしくお願いします。

スポーツライター

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。 カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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